プロナビ

「Surface Pro 9」はIntelモデルとArmモデルの“2本立て” Windows 11 Bloomから着想を得たスペシャルモデルも

» 2022年10月12日 23時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 Microsoftは10月12日(米国東部夏時間)、キーボード着脱型2in1ノートPC「Surface Pro 9」「Surface Pro 9 with 5G」を発表した。米国や日本を含む一部の国/地域では、発表と同時に販売予約を受け付けている。

 日本における個人向けモデルは11月29日に発売される予定で、税込みの直販価格はSurface Pro 9が16万2580円から、Surface Pro 9 with 5Gが21万6480円からとなっている。

【更新:23時20分】日本における発売日と価格情報を追記しました

Surface Pro 9 Surface Pro 9(タイプカバーとペンは別売、以下同)

Surface Pro 9/Surface Pro 9 with 5Gの概要

 「Surface Pro 9」は2021年に発売された「Surface Pro 8」の後継モデルで、第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)を搭載している。一方、「Surface Pro 9 with 5G」は2019年に発表された「Surface Pro X」の後継モデルで、Qualcommと共同で開発した新型SoC(System-on-a-Chip)「Microsoft SQ3プロセッサ」を搭載している。

 今回の新モデルでは「Wi-FiモデルはIntelプロセッサ、5GモデルはArmプロセッサ」という形で、異なるプラットフォームのもとで同じシリーズを展開することが注目ポイントである(参考記事)。

Surface Pro 9(Wi-Fiモデル)の主なスペック

 IntelモデルかつWi-Fiモデルと位置付けられるSurface Pro 9は、第12世代CoreプロセッサのUシリーズ(基本消費電力:15W)を搭載している。具体的には、モデルによって以下のCPUとOSを搭載している。

  • 個人向けモデル:Windows 11 Homeプリインストール
    • Core i5-1235U(Pコア2基4スレッド/最大4.4GHz+Eコア8基8スレッド/最大3.3GHz)
    • Core i7-1255U(Pコア2基4スレッド/最大4.7GHz+Eコア8基8スレッド/最大3.5GHz)
  • 法人向けモデル:Windows 10/11 Proプリインストール
    • Core i5-1245U(Pコア2基4スレッド/最大4.4GHz+Eコア8基8スレッド/最大3.3GHz、vPro対応)
    • Core i7-1265U(Pコア2基4スレッド/最大4.8GHz+Eコア8基8スレッド/最大3.6GHz、vPro対応)

 メインメモリはLPDDR5規格(増設/換装不可)で、モデルによって8GB、16GB、32GBのいずれかの容量を搭載している。ストレージはPCI Express接続のSSDで、モデルによって128GB、256GB、512GB、1TBのいずれかの容量を備えている。SSDの容量が256GB以上の構成は、「Intel Evoプラットフォーム」に準拠する。

 ディスプレイはタッチ操作とペン入力に対応する13型PixelSense Flow(液晶)で、最大解像度は2880×1920ピクセル(アスペクト比3:2)、最大リフレッシュレートは120Hzとなる。最大コントラスト比は1200:1で、Dolby Vision規格に準拠したHDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツの表示にも対応する(※1)。周囲の環境に合わせて画面の色調を調整するアダプティブカラーと、自動カラーマネジメント機能にも対応する。

 ペン入力はMicrosoft Pen Protocol(MPP)に準拠するデジタイザーペンに対応しており、純正オプションとして「Surface Slim Pen 2」を用意する。稼働するOSがWindows 11の場合、Surface Slim Pen 2では「触覚フィードバック」も利用可能だ。

(※1)センサーを使って表示の自動調整を行う「Dolby Vision IQ」にも対応

キーボードなど 別売の「Surface Pro Signature Keyboard」には、これまた別売の「Surface Slim Pen 2」の収納ポケットが用意されている。キーボードをSurface Pro 9に装着した状態で、このポケットにSurface Slim Pen 2を収納するとペンにワイヤレス充電されるようになっている

 カメラはイン(画面)側とアウト(背面)側の双方に搭載する。インカメラは、フルHD撮影とWindows Helloによる顔認証に対応している。アウトカメラ(約1000万画素)は、オートフォーカス(AF)と4K動画の撮影に対応している。

 ポート類はThunderbolt 4(USB4)端子×2、Surface Connect(電源入力兼ドッキングステーション端子)とSurface Keyboard用ポート(ポゴピンの接点)を備える。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。

 ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(※2)とBluetooth 5.1に対応する。バッテリー駆動時間は最長で15.5時間とされている。

 ボディーカラーはPlatinum、Graphite、Sapphire、Forestの4つを用意しているが、実際に選べるカラーはモデルによって異なる。本体サイズは約287(幅)×208(高さ)×9.4(厚さ)mmで、重量は約879gとなる。

(※2)6GHz帯での通信は認可された国/地域でのみ可能

4色展開 Surface Pro 9(Wi-Fiモデル)は4色展開

Surface Pro 9 with 5Gの主なスペック

 Armモデルかつモバイル通信(5G/LTE)対応モデルと位置付けられるSurface Pro 9 with 5Gは、先述の通りQualcommとMicrosoftが共同開発したSoCであるMicrosoft SQ3を搭載している。Microsoft SQ3は、TPM 2.0に代わる新しいハードウェアベースのセキュリティ「Microsoft Pluton」も統合する。

 Surface Pro 9 with 5Gは、ミリ波(28GHz帯)に対応する「mmWaveモデル」と、対応しない「Sub-6モデル」の2モデルに大別される(詳細は後述)。どちらが投入されるかは国/地域によって異なる。

Surface Pro 9 with 5G Surface Pro 9 with 5Gは5G/LTE通信に対応するため、いつでもどこでも便利に使える

 Microsoft SQ3にはNPU(Neural Processing Unit)が統合されており、これを生かしてWindows 11 2022 Updateで新規実装された「Windows Studio Effects」も利用できるようになっている。

 メインメモリはLPDDR4x規格(増設/換装不可)で、モデルによって8GBまたは16GBを搭載している。ストレージはPCI Express接続のSSDで、モデルによって128GB、256GB、512GBのいずれかの容量を備えている。OSは個人向けモデルがWindows 11 Homeを、法人向けモデルがWindows 11 ProまたはWindows 10 Proをプリインストールする。

 ディスプレイはタッチ操作とペン入力に対応する13型PixelSense Flowで、最大解像度は2880×1920ピクセル(アスペクト比3:2)、最大リフレッシュレートは120Hzとなる。最大コントラスト比は1200:1で、周囲の環境に合わせて画面の色調を調整するアダプティブカラーにも対応する。

 ペン入力はMicrosoft Pen Protocol(MPP)に準拠するデジタイザーペンに対応しており、純正オプションとして「Surface Slim Pen 2」を用意する。稼働するOSがWindows 11の場合、Surface Slim Pen 2では「触覚フィードバック」も利用可能だ。

 カメラはイン(画面)側とアウト(背面)側の双方に搭載する。インカメラは、フルHD撮影とWindows Helloによる顔認証に対応している。アウトカメラ(約1000万画素)は、オートフォーカス(AF)と4K動画の撮影に対応している。Windows 11で稼働する場合、先述の通りWindows Studio Effectsに対応しており、カメラの自動フレーミングや背景ぼかしといったカメラ機能を利用可能だ。

オートフレーミング Surface Pro 9 with 5GはWindows Studio Effectsに対応している

 ポート類はUSB 3.2 Gen 2 Type-C端子×2、Surface ConnectとSurface Keyboard用ポートを備える。USB 3.2 Gen 2 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。

 ワイヤレス通信はモバイル通信、Wi-Fi 6E(※2)とBluetooth 5.1に対応する。モバイル通信の対応通信規格と周波数帯(バンド)は以下の通りだ。なお、5G NRは「NSA(ノンスタンドアローン)」構成のネットワークにのみ対応している。

【mmWaveモデルのみ対応】

  • 5G NR:n257/n260/n261

【mmWaveモデル/Sub-6モデル共通】

  • 5G NR:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n20/n25/n28/n38/n40/n41/n66/n71/n77/n78/n79
  • LTE:Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/19/20/25/26/28/29/30/38/39/40/41/42/46/48/66/71
  • W-CDMA:Band 1/2/5/8

 バッテリー駆動時間は最長で19時間とされている。ボディーカラーはPlatinumのみで、本体サイズは約287(幅)×208(高さ)×9.4(厚さ)mm、重量はmmWaveモデルが約883g、Sub-6モデルが約878gとなる。

Surface Pro 9 Liberty Special Edition

 一部の国/地域では、特別モデル「Surface Pro 9 Liberty Special Edition」が数量限定で展開される。このモデルはイギリス・ロンドン発祥のデザインハウス「Liberty(リバティ)」とのコラボレーションモデルという位置付けで、ボディーにWindows 11の標準壁紙である「Windows 11 Broom」をモチーフにした花柄があしらわれており、同様の花柄をあしらったSurface Pro Signature Keyboardも用意される。

 販路はLibertyとMicrosoftの店舗に限られる。日本ではLibetyの日本法人(リバティ・ジャパン)が運営する直営ストアが存在し(参考リンク)、オンライン限定ながらMicrosoft Storeも存在する。この限定モデルの日本での展開に期待したい。

Surface Pro 9 Liberty Special Edition Libertyとコラボレーションした「Surface Pro 9 Liberty Special Edition」は、背面とSignature KeyboardにWindows 11 Bloomをモチーフにした花柄をあしらっている。一部の国/地域において数量で限定で販売される

キーボードは日本でも予約受付中

 日本のMicrosoft Storeでは、Surface Pro Liberty Keyboard(Surface Slim Pen 2付き)の予約販売が始まっている。税込み販売価格は4万3780円となる。製品情報を見る限り、日本語配列となるようだ。

Surface Pro 9 Liberty Special Edition キーボードについては、日本でも販売するようである

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. Apple製品が一斉値上げ、Mac Studioは9万円超も 主要モデルの新価格まとめ (2026年06月25日)
  2. 血管の健康状態も可視化! サブスク不要で「振動通知」を備えた意欲作のスマートリング「RingConn Gen 3」を試す (2026年06月25日)
  3. 手首の負担を減らす“逆チルト”が秀逸! Razer初の多機能エルゴキーボード「Pro Type Ergo」はオフィスの救世主に (2026年06月26日)
  4. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  5. 実売2000円台とコスパ最強だけど玄人向け? 断線や充電専用ケーブルも一目で判明するXYZA「USB-C CABLE CHECKER 2」の実力 (2026年06月26日)
  6. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  7. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  8. ビックカメラがBTOデスクトップPCの販売を開始 (2026年06月26日)
  9. AM4の勢いは止まらない!? 熱伝導シート付属の「Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition」が登場 (2026年06月27日)
  10. カジュアルゲーマーの最適解になる? 日本HPのゲーミングノートPC「HyperX OMEN 15」のIntelモデルを試す (2026年06月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー