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「Windows 11 2022 Update(22H2)」登場 Windows 11デバイスにインストールしてみよう!(1/3 ページ)

» 2022年09月22日 00時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 既報の通り、9月20日(米国太平洋夏時間)から「Windows 11 2022 Update(バージョン22H2)の配信が始まった。

 この記事では、Windows 11をインストールしてあるデバイス(PC)に対してWindows 11 2022 Updateを適用する方法を解説する。なお、この記事に記載している情報は2022年9月21日現在のものである。今後、提供/適用方法に変更がある可能性もあることはご容赦いただきたい。

インストール Windows 11を最新版にするにはどうすればいい?

Windows Updateを使う方法(推奨)

 Windows 11をインストール済みのデバイスのうち、新バージョンを適用しても問題ないと判断されたものには順次、Windows Updateのオプション更新としてWindows 11 2022 Updateの案内が入る。早いデバイスでは、Microsoftによる正式発表の直後(日本時間の9月21日午前2時頃)から告知が出ていたようだ。

 Microsoftによると、Windows Updateを使った更新ではファイルのダウンロード容量を極小にすることができ、大半のユーザーは容量が450MB以下で収まるという。そのこともあり、同社では可能な限りWindows Updateを使って更新するように推奨している。

 Windows Updateによる更新が可能かどうかをチェックするには、設定の「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」をクリック(タップ)してみてほしい。

準備万端 既に更新の準備ができている場合、オプションの累積更新プログラムと同じようにインストールできる旨が表示される
EULA 通常のオプション更新とは異なり、ライセンス条項への同意を求められることがポイントではある

Windows Updateでの配信は順次拡大

 先述の通り、Windows Updateを介したWindows 11 2022 Updateの配信は“順次”行われる。全てのデバイスで“すぐに”利用できる訳ではないので注意が必要だ。

 肝心の配信順だが、最近のWindows 10/11における大型(機能)アップデートと同様に、基本的には直近に発売されたデバイスからスタートとなるようである。そこから数週間をかけてさかのぼって対象を広げていくイメージだ。

 準備がほぼ整っているデバイスの場合、更新プログラムのチェックを行うと「まもなく配信開始」という旨のメッセージが表示されるようになっている。この場合は、そこまで長く待たずともWindows Updateを通してアップデートできるようになるはずだ。

 なお、以下のいずれかの条件に当てはまる場合は、動作要件を満たしていてもWindows 11 2022 Updateへのアップデートが自動抑止される恐れがある。

  • Windows 11 2022 Updateと互換性に問題のあるデバイスやアプリを使っている場合
  • Windows 11 2022 Updateにおける「既知の問題」の条件を満たしている場合
まもなく配信 近日中にWindows Updateによる配信対象となるデバイスには予告が表示される

 互換性の確認が完了していない、あるいは動作要件を満たしていないデバイスでは、Windows Updateで確認しても“いつも通り”になって告知が出ないこともある。告知が出ない場合でも、Windows 11の動作要件を満たしていれば次に紹介する方法でインストールを進めることは可能だ。

何も変わらず 筆者が所有する、とあるWindows 11搭載ノートPC(Windows 10からのアップグレード)では、更新を確認しても告知すら出なかった。この場合でも、システム要件を満たしていればWindows 11 2022 Updateをインストールする方法はある
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