通信機能はWi-Fi 6E対応の無線LAN、Bluetooth 5.2に加えて、5G WWANを標準で装備する。nanoSIMの他、eSIMにも対応している。また、Webカメラは約500万画素の高解像度(MIPI接続)で、AIノイズキャンセリング機能やカメラで離席を検出してロックする機能(HP Auto Lock and Awake)など、ハイブリッドワーク向けのインテリジェントな機能も備える。
なお、Wi-Fi 6Eは、6GHz帯の電波を利用することでより安定して高速通信ができるようにした拡張規格であり、9月2日に総務省が電波法を改正し、利用に向けて一歩前進した状態だ。ただし、本稿執筆時点で同社に確認したところ、「現在対応に向けて準備を進めている」とのことでWi-Fi 6Eでの利用はまだお預け状態となる。
液晶ディスプレイは13.5型で、画面解像度は1920×1280ピクセルだ。3:2のアスペクト比は、日本マイクロソフトのSurfaceシリーズなどが採用しているが、一般的な16:9(1920×1080ピクセル)や16:10(1920×1200ピクセル)よりも縦の情報量が多い。縦長のWebページを少ないスクロールで表示でき、A4縦基準で作られたPDF資料なども相対的に大きく表示できる。
ディスプレイの表面は光沢仕上げで、輝度は1000ニト(公称値)と非常に高い。50%程度の輝度では照明の映り込みが気になったものの、輝度を最大近くまで高めると映り込みは全く気にならなくなった。
また、斜めからの視認性を低下させ、のぞき見を防止する内蔵プライバシースクリーン機能「HP Sure View Reflect」も装備している。最上段のキー1つで有効にでき、これを有効にすると正面からの視認性を保ちつつ、斜めからの視認性が低下し、のぞき見によって画面の情報が盗まれることを防げる。
最大に近い輝度でこの機能を利用すると輝度の低下がはっきり分かるが、超高輝度のディスプレイなのでそれは仕方ないだろう。50〜60%程度の輝度ならば通常時と有効時で正面からの視認性はほとんど変わらず、斜めからの視認性のみ大きく低下することが確認できた。
最後に、ベンチマークテストで本気の実力を確かめよう。
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