サードウェーブのPCショップ「ドスパラ」。2022年における13店舗目として12月17日、「ドスパラ富士青葉店」が静岡県富士市にオープンした。怒濤(どとう)の開店ラッシュとなった2022年を締めくくるにふさわしく、オープン前からおよそ100人が行列をなし、本来の開店時間を30分繰り上げて午前11時に営業を開始。多くの人が特価品を求めて店内に入っていった。
ドスパラ富士青葉店の店内は、これまでのドスパラと同様にデバイスを触って試せる“体験型店舗”として作られている。一方で、同店で初めて行われた試みもあるので、紹介していこう。
新しい試みの1つ目が「VTuber体験コーナー」だ。オリジナルのキャラクターに合わせて、Webカメラに写した自分の姿を動かす体験を通してVTuberがどのようなものか知ることができる。
VTuberがどのようにして出来上がるのか興味のある人は、ぜひとも試してみてほしい。
2つ目が「電源ユニット最適発見ツール」だ。その名の通り、自作PCで重要なパーツとなった「電源ユニット」を探す手助けをしてくれるというツールで、ユニークな取り組みといえる。
このツールでは、「使いたいCPU」「グラフィックスカードの種類」「メモリモジュール搭載枚数」などをプルダウンで選んでいくと、概算の消費電力を計算して必要な電源容量と、お勧めの電源グレード(80PLUS認証)を提示してくれる。
筆者も今後PCの自作を予定しているので試してみたが、「自分が必要と考えている容量」と「ツールが提示する推奨容量」に開きがあり、意外と大きな容量の電源でないとダメなことが分かった。自作PC慣れしている人も、一度は試してみた方がよいようにも感じた。
店内にはASRockとのコラボレーションコーナーも設けられており、同社が発売するマザーボード「LiveMixerシリーズ」が展示されていた。
LiveMixerシリーズはクリエイター向けをうたうマザーボードで、動画のライブ配信をする際に求められる「動作の安定性」「周辺機器の接続性」を担保した上で、合計32基のUSBポートを備えている。
なお、LiveMixerシリーズの展示自体は、以前に訪れたドスパラ津ラッツ店でも行われているが、富士青葉店では実際に組み立てたシステムを使った「体験コーナー」となっていることが大きなポイントである。
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