Mini-ITXの限界に挑む「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」がデビュー古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

» 2022年12月19日 14時30分 公開
[古田雄介ITmedia]

 先週はAMDの新GPU「Radeon RX 7900 XTX/XT」搭載グラフィックスカードが目立っていたが、Intel Z790チップセット搭載マザーボードも負けずに盛り上がっていた。

10層基板で“縦方向に伸びた”ASUS JAPANのMini-ITXマザーが発売

 ASUS JAPANからは、高付加価値のついたMini-ITXモデル「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」が8万5000円前後で登場している。

パソコンSHOPアークに入荷した「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」 パソコンSHOPアークに入荷した「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」

 チップセットと2基のM.2(うち1基はPCIe 5.0対応)スロット共有のヒートシンクを備え、2基のThunderbolt 4端子(USB Type-C)やWi-Fi 6Eの無線LANを搭載する。付属の「ROG FPS-IIカード」で、USB 2.0やSATAポートを拡張する他、過電圧ジャンパーやBIOSリセットボタンを備える。

 電源回りも定格105A/最大110Aの10+1フェーズとなり、基板は10層PCBを採用するなど、付加価値の高いデザインとなっている。加えて、音量調節やOC設定が行える外部コントローラー「ROG STRIX HIVE」もパッケージに付属する。

「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」の製品画像 「ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI」の製品画像
付属の「ROG STRIX HIVE」 付属の「ROG STRIX HIVE」

 第13世代Coreシリーズが販売解禁となった頃から話題に上っていたモデルで、某ショップは「Mini-ITXの物理的な限界を超えるために上方向に拡張していった、かなりチャレンジングなマザーですよね。製品の詳細が分かったころから一部では“違法建築”なんて言われていて、登場を期待されていました。どうにか年内に間に合ったみたいですね」と話していた。

TSUKUMO eX.に入荷した「ProArt Z790-CREATOR WIFI」 TSUKUMO eX.に入荷した「ProArt Z790-CREATOR WIFI」

 同社からは、他にもクリエイター向けのATXモデル「ProArt Z790-CREATOR WIFI」が8万4000円前後で登場している。こちらもThunderbolt 4端子を2基備えている。

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