NECパーソナルコンピューター(NECPC)は1月26日、約1Kgと軽量ボディーの13.3型ノートPC「LAVIE N13」の2023年春モデルを発売した。CPUに第12世代のIntel Coreプロセッサを搭載し、ヤマハ製の「Audio Engine」を備えることで高品質なオンラインミーティングを実現するなど、機能強化が図られている。
LAVIE N13にはCPU、メモリやストレージ容量の違いで複数モデルが用意されているが、今回は店頭向けのカタログモデルとしては最上位となる「N1375/FA」をお借りしたので、試用レビューをお届けしよう。
LAVIE N13は、13.3型でフルHD(1920×1080ピクセル)表示に対応したIPS液晶を搭載するモバイルPCだ。CPUは第12世代のCoreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)となっており、店頭向けモデルとしては、N1375/FA(Core i7-1255U/16GBメモリ/512GB SSD)、N1355/FA(Core i5-1235U/8GBメモリ/512GB SSD)、N1335/FA(Core i3-1215U/8GBメモリ/256GB SSD)の3モデルが用意されている。
SSDはいずれもPCI Express 4.0 x4接続で、OSはWindows 11 Homeだ。なお直販モデル(LAVIE Direct N13)では、この他にCore i5の16GBメモリモデルや、32GBメモリを搭載するCore i7モデルなどを選択できる。
カラーバリエーションは、メタリックライトブルーとネイビーブルーの2色だ。直販モデルでは、これらに加えてパールブラックも選べるが、Core i3モデルはパールブラックしか選択できない。
ボディーサイズは約307(幅)×216(奥行き)×17.9(厚さ)mmで、ほぼA4サイズ(幅297 ×奥行き210 mm)に近い。重量は約1035gだが、Core i3のN1335/FAはバッテリー容量が少なく、その分約984gと軽量だ。
天板にもLAVIEのロゴが入るだけのシンプルな外観は、ビジネスでもカジュアルでも違和感なくマッチしそうだ。あまりに軽量なので耐久面が心配になってくるが、NECは独自の落下試験や面加圧試験に加え、米軍の調達基準である「MIL-STD-810G」規格に準拠した試験もクリアしており、満員電車などに持ち運んでも安心だろう。
13.3型のディスプレイは、「狭額縁液晶」採用とうたってはいるものの、下辺はかなり厚めになっており、残りの3辺も昨今の基準で考えるとそこまで狭いわけではない。
液晶ディスプレイの上部にあるHD解像度(720p)のWebカメラには、物理的なプライバシーシャッターも備えている。なお、このカメラはWindows Helloの顔認証にも対応しており(N1335は非対応)、1度登録しておけばノータッチでWindowsにログイン可能だ。
キーボードは、キーピッチが約19mmと広く確保されている。最上段のファンクションキーこそ小さめだが、窮屈さは感じない。配列はオーソドックなJIS配列だ。キートップはフラットに見えるが、中央がやや窪んだシリンドリカル形状となっている。
電源ボタンはキードード右上に配置される。指紋認証には対応してないが、直販モデルでは本体色でパールブラックを選択した場合のみ、電源ボタンに指紋センサーを追加できる。
続いて、Web会議で便利なユーティリティーやベンチマークテストで本機の性能をチェックしよう。
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