macOS VenturaおよびiOS 16以降では、MacでFaceTimeやZoomを使ったビデオ会議などを利用する際に、iPhoneのリアカメラをWebカメラとして利用できる「連係カメラ」(Continuity Camera)機能が追加された。高画質なiPhoneのカメラを利用できて便利なのだが、iPhoneをWebカメラとして使用するには、何らかのスタンドなどが必要になる。
そのような場合に便利なマウントが、ベルキンから発売されている。Appleと共同開発したというアダプターで、「Macデスクトップおよびディスプレイ用MagSafe対応iPhoneマウント」と「Macノートパソコン用MagSafe対応iPhoneマウント」の2種類だ。
後者のMacノートパソコン用は2022年12月に発売されていたが、前者のMacおよびディスプレイ用は2月に発売された新製品だ。原稿執筆時のAmazonでの価格は前者が3955円、後者が5544円(いずれも税込み、以下同様)となる。
いずれもMagSafeに対応したiPhone 12(要iOS 16)以降と最新のmacOS Venturaを組み合わせるのが前提となっている。
まず「Macデスクトップおよびディスプレイ用MagSafe対応iPhoneマウント」だが、名前の通りにiMacとStudio DisplayやPro Display XDRなどに取り付けて使用するマウントになっている。
仕組み自体は簡単で、iPhoneを取り付けるMagSafe部分とディスプレイに取り付けるマウントの組み合わせだ。ディスプレイへの装着は、Webカメラでよくあるディスプレイの縁に引っ掛けるタイプとなっている。ディスプレイに取り付ける下部のマウント部分はラバー素材が使われており、ディスプレイに傷が付いてしまうような心配はないだろう。反面、ホコリなどが若干付きやすく感じた。
また、三脚で利用できるネジ穴も用意されており、ミニ三脚などに取り付けて机上で利用することも可能だ。
もう1つの「Macノートパソコン用MagSafe対応iPhoneマウント」は、MacBookシリーズでの利用を想定したものだ。こちらは、ホワイトとブラックの2色展開となっている。
連係カメラ用のマウントとしてだけではなく、普段からiPhoneの背面に取り付けておき、スタンドやキーリングとしても利用できる製品だ。重量は実測で38.5gだった。
MacBookシリーズへの取り付けは、こちらもマウントを引っ掛けるだけの単純な仕組みだ。これ自体で角度調整はできないので、カメラ位置はディスプレイを動かして調整することになる。
iPhoneと本製品取り付けたままでもディスプレイを多少動かす程度なら問題ないが、大きく開閉すると落下してしまうので注意しよう。
それでは、実際に連係カメラを使って見よう。
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