新しいLAVIE Tab T11は、Android 12をプリインストールするAndroidタブレットで、ユーザーインタフェース(UI)もオーソドックスである。ただ、面白い独自機能として「生産性モード」を備えている。
この生産性モードは、アプリをウィンドウ形式で配置して使えるというもので、イメージ的にはサムスン電子のGalaxyシリーズにおける「Samsung DeX」、あるいはファーウェイのスマートフォン/タブレットにおける「PCモード」に近い。通常はクイック設定パネルでオン/オフを切り替えるが、別売のスタンドカバー付きキーボードの着脱と連動させることも可能だ。
Android標準の画面分割では、最大で2つのアプリまでしか表示できない。しかし、生産性モードにすれば3つ以上のアプリを同時表示できるので、使い方によっては名前通り生産性を向上できるはずだ。
新しいLAVIE Tab T11で利用できる、主要な純正オプション品も簡単にチェックしていこう。
「デジタルペン2」は充電式のスタイラスペンで、最大4096段階の筆圧検知に対応する。税/送料込みの直販価格は1万1880円となる。
バッテリーの充電は、LAVIE Tab T11の背面にある充電ポートに貼り付けて行う。充電はできないが、上面に貼り付けておくことも可能だ。机上であちこち転がってしまう、ということも防げる。
便利な機能として、ペンと本体が一定の距離を離れたら通知を出すことも備えている。常に手元にあるスマホとは異なり、外出先でタブレットを使った後はカバンにしまってしまうことが多いはずである。この機能を有効にしておけば「ペンだけ置いてきてしまった」なんていうことも防げるかもしれない。
ペンの使い勝手は、Galaxyシリーズの「Sペン」に近い印象だ。ペンを画面に近づけると右側にランチャーが表示されるようになっており、ここからメモを作成したり、スクリーンショットを作成したり、といったことが可能である。
「スタンドカバー付きキーボード」は背面に貼り付けるスタンド兼用のスタンドカバーと、ポゴピン接続のキーボードがセットになった製品だ。税/送料込みの直販価格は1万6280円となる。
バックカバーとキーボードは別体となっているので、動画の視聴に集中したい時などはスタンドのみ装着して使うといったことも容易だ。バックカバーにはペンの収納部分も用意されている。
キーボードはやや小ぶりだが、無理な配列はなく、適度に反発もあり意外と打ちやすい。クラムシェルボディーではないので膝の上では若干使いにくいが、机上で使う分には十分に実用的である。タッチパッドもあるので、ノートPCライクに使うこともできる。先述の通り、キーボードの装着と生産性モードのオン/オフを連動させることも可能だ。
「タブレットカバー」は、ディスプレイを覆う部分をスタンドとして利用できることが特徴だ。税/送料込みの直販価格は6578円となる。
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