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ベンチマークテストの結果を見よう。特に言及がない限り、Armoury Crateで選択できる動作モードは「Turbo」、GPUモードは「Ultimate」、Windows 11の電源設定は「最適なパフォーマンス」を選択している。
参考として、ハイエンドゲーミングノートPCの「ROG Strix SCAR 18 G834JY 」と「ROG Zephyrus M16 GU604 」のスコアも掲載した。いずれも2023年の最新モデルでNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop(グラフィックスメモリは16GB)を搭載している。
ベンチマークテストに利用した機材の主なスペック
CPUの馬力がストレートに現れるCINEBENCH R23のCPUスコアは、29498ptsだった。Core i9-13980HX(Pコア8基16スレッド/Eコア16基16スレッド)を搭載するROG Strix SCAR 18のスコアに迫っており、本製品もまた、並のハイエンドデスクトップPCを軽く上回るモンスターモデルであることが分かる。
CPU、GPUの馬力を見るテストとして、Blender Benchmarkも見てみよう。CPUレンダリングでは3項目ともROG Strix SCAR 18を上回った一方、GPUレンダリングでは3項目ともわずかながらROG Strix SCAR 18にリードを許した。いずれにしても、実力が拮抗していることが分かる。
CINEBENCH R23のスコア比較。全コア/スレッドを使ってレンダリングするCPUスコアでは、Core i9-13900H(Pコア6基12スレッド/Eコア8基8スレッド)搭載のROG Zephyrus M16 GU604は大きく引き離し、Core i9-13980HXを備えた「ROG Strix SCAR 18 G834JY」に迫るスコアをマークした
Blender Benchmark(CPU)のスコア比較。このテストでは、24コア32スレッドのCore i9-13980HXを搭載するROG Strix SCAR 18 G834JYにも勝っている
Blender Benchmark(GPU)のスコア比較。ROG Zephyrus M16 GU604を大きくリードする一方、ROG Strix SCAR 18 G834JYには届かなかった
CrystalDiskMark 8(ひよひよ氏・作)のスコア比較。本製品も十分に高速だが、RAID 0構成のROG Strix SCAR 18 G834JYには及ばない
PCMark 10のスコア比較。ROG Strix SCAR 18 G834JYとは拮抗している
PCMark 10/Modern Office Battery Lifeの結果。このテストのみ、セカンド画面はオフに、Armoury Crateの動作モードは「サイレント」、GPUモードを「スタンダード」、Windows 11の電源設定は「バランス」とし、画面輝度は50%でも明るいため20%で実行した。残量3%まで4時間20分とほぼ公称値に近い値だった
Fire Strike以外の3DMark、FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマークでは、ROG Strix SCAR 18とは少し差があり、ROG Zephyrus M16 GU604に近いスコアとなっている。セカンド画面の影響かと思ったが、セカンド画面をオフにして計測してもほとんど差はなかった。
それでも超一流の性能であることには違いない。Far Cry 6では、2560×1600ピクセルの最高品質設定で、高解像度テクスチャ、DXR反射を含めた拡張設定を全て有効にしても最低フレームレートが80fps、さらにHDRを有効にしても最低フレームレート64fpsと、エクストリームな画質でのプレイを体験できるのは間違いないところだ。
3DMarkのスコア比較
FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(2560×1600ピクセル/最高品質)のスコア比較
Far Cry 6(2560×1600ピクセル/フルスクリーン/最高品質/高解像度テクスチャ/拡張設定を全て有効)時のスコア
Far Cry 6(2560×1600ピクセル/フルスクリーン/最高品質/高解像度テクスチャ/拡張設定を全て有効/HDR10有効)時のスコア
動作モード別のFINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(2560×1600ピクセル/最高品質)のスコア。サイレントだとガクッとスコアが下がる
最後に、動作音や発熱面をチェックしよう。
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