マウスコンピューターは4月20日、発表会を開催してさまざまな施策とともに新モデルの投入を明らかにした。これは、同社がPC事業をスタートした1993年4月から30周年を迎えることを受けてのもので、新たなコーポレートスローガンも制定された。
※発表会を受けて記事を追加しています(2023年4月22日)。
従来は「期待を超えるコンピューター。」だったスローガンは、「期待を超えるパソコン!」となった。同社は「幅広い意味のコンピューターから具体的なパソコンへ変更することによって、今後も引き続きパソコンビジネスを主軸に行っていく覚悟を込め」、これまで取り組んできた「Made in Japan」「Just for You」「Full Support」の全てでユーザーの期待を超えていきたいという思いもこめているという。
発表会に先立つ4月11日には、4つのPCブランド(mouse/G-Tune/DAIV/MousePro)の標準保証期間を3年に延長して送料無料化、および製品型番の変更などを実施している。
このような施策は、今後1年間かけて順次取り組んでいくとしている。
同社の液晶ディスプレイブランド「iiyama」シリーズでは、ついにUSB Type-C(DisplayPort Alternate Mode/最大65W給電のUSB Power Delivery)対応のモデルが販売される。
27型の「XUB2792QSN-B5」(3万8940円)と23.8型の「XUB2492HSN-B5」(2万8930円)で、投入時期はいずれも5月下旬の予定だ(価格は税込み、以下同様)。
画面解像度は27型が2560×1440ピクセル、23.8型が1920×1080ピクセルで、どちらもIPS液晶を採用する。1000BASE-T対応の有線LANや2基のUSBハブ機能などを搭載し、ドッキングステーションとしても扱える。
ゲーミングブランド「G-Tune」シリーズでは、デスクトップPCでGPUにGeForce RTX 4070を採用したモデルが発売され、ノートPCでは水冷ユニット対応の16型モデル「G-Tune H」や、第13世代Core+GeForce RTX 3060 Laptop GPU採用の16型モデル「G-Tune P」、そして14型の「G-Tune E」の各シリーズが発表された。
発売日はG-Tune Pが4月24日、G-Tune E5月17日で、それ以外は既に販売中となる。
さらに参考出品として、ホワイトカラーを採用した「G-Tune ミニタワー ホワイトバージョン」が展示されていた。ケース外観の変更だけでなく、内部のLEDを青色(従来は赤色)に変更するなど手が加えられている。6月〜7月くらいからBTOメニューにて選べるようになる見込みだという。
ミニタワーケースを採用した「G-Tune DG-I7G70」は、第13世代Core i7-13700FのCPUと、GeForce RTX 4070のGPU(グラフィックスメモリは12GB)を備えたデスクトップPCだ。標準でメモリは32GB(DDR5-4800/16GB×2/最大64GB)、ストレージは1TB(PCI Express 4.0 x4対応)を搭載し、Wi-Fi 6E対応の無線LANも備える。
ケースのサイドパネルを強化ガラスパネルに変更するなど、BTOメニューで好みの仕様に変更することも可能だ。
Core i9-13900HXとGeForce RTX 4080 Laptop GPU(グラフィックスメモリは12GB)を搭載した「G-Tune H6-I9G80BK-A」は、出力330WのACアダプターが付属するハイエンドゲーミングノートPCだ。標準で32GBのメモリ(DDR5-4800/16GB×2/最大64GB)、ストレージは1TB(PCI Express 4.0 x4対応)を備え、BTOメニューでカスタマイズできる。
16型の液晶ディスプレイは2560×1600ピクセル/240Hzのパネルを採用し、約5時間のバッテリー駆動に対応する。有線LANは2.5GbE対応で、無線LANはWi-Fi 6E対応となる。
重量は約2.34kgで、ボディーサイズは約358.4(幅)×269(奥行き)×26.5(厚さ)mm、重量は約2.34kgで、価格は43万9800円だ。
G-Tune Pシリーズは、第13世代Core i7-13700HとGeForce RTX 4060 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)を採用した16型のゲーミングノートPCだ。液晶ディスプレイは1920×1200ピクセル/165Hzのパネルを搭載し、約7.5時間のバッテリー駆動に対応する。
重量は約2.34kgで、ボディーサイズは約358.4(幅)×268.3(奥行き)×26.3(厚さ)mmとなる。
価格(予価)は、Core i7-13700Hの「G-Tune P6-I7G60BK-A」が24万9800円、Ryzen 7モデルが16万9800円の見込みだ。
一方の「G-Tune E4-I7G60DB-B」は、第12世代のCore i7-12650Hを採用することで、20万9800円(予価)の価格を実現した14型ゲーミングノートPCだ。
GPUはGeForce RTX 4060 Laptop(グラフィックスメモリは8GB)で、16型の液晶ディスプレイは1920×1080ピクセル/144Hz対応となる。バッテリー駆動時間は約12時間だ。
ボディーサイズは約323.9(幅)×225(奥行き)×22(厚さ)mm、重量は約1.8kgとなる。
続いて、クリエイター向け「DAIV」ブランドの新モデルを見ていく。
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