解像度を下げるとリフレッシュレートがアップ! ハイエンドゲーミングノートPC「Razer Blade 16」にデュアルモードディスプレイモデル登場 4070 Laptop搭載で約55万円

» 2023年05月19日 21時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 Razerは5月19日、16型ゲーミングノートPC「Razer Blade 16」の追加ラインアップとして、デュアルモードMini LEDディスプレイとGeForce RTX 4070 Laptopを搭載するモデルを発売した。想定販売価格は54万9800円(税込み)となる。

 なお同社では、デュアルモードMini LEDディスプレイとGeForce RTX 4090 Laptopを搭載するモデルを近日中に発売する予定だという。

Razer Blade 16 Razer Blade 16

「デュアルモードMini LEDディスプレイ」とは?

 今回登場したモデルが搭載する「デュアルモードMini LEDディスプレイ」は、ディスプレイの解像度に応じてリフレッシュレートが変わる、バックライトにMini LEDを採用する液晶ディスプレイである。

 パネルとしての解像度はUHD+(3840×2400ピクセル、アスペクト比16:10)で、この解像度で表示した場合のリフレッシュレートは最大120Hzとなる。しかし、表示解像度をフルHD+(1920×1200ピクセル)に下げると、リフレッシュレートが最大240Hzとなる。リフレッシュレートを重視する場合は、表示解像度を下げることでよりなめらかな表示を行える。

 表示解像度によってリフレッシュレートの変わる液晶パネルは、一部のゲーミング液晶ディスプレイで採用されているが、ゲーミングノートPCのディスプレイとしての採用は世界初だという(Razer調べ)。

 Mini LEDは、その名の通り通常のLEDよりも小ぶりなLEDのことである。小ぶりゆえに同じ面積内により多くのLEDを配置できるので、最大輝度を高めたい場合に有利とされている。新モデルのディスプレイは、最大1000ニトの表示に対応している。

違い デュアルモードMini LEDディスプレイを搭載するモデルには、左上に専用のステッカーが貼り付けられている

その他のスペック

 ディスプレイ以外の新モデルの主な仕様は以下の通り。

  • CPU:Core i9-13950HX(Pコア8基16スレッド+Eコア16基16スレッド)
  • 外部GPU:NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop
  • メモリ:16GB DDR5-5600 SO-DIMM×2(合計32GB:最大64GBまで搭載可能)
  • ストレージ:1TB SSD(空きM.2スロットあり)
  • OS:Windows 11 Home
  • Webカメラ:約200万画素(フルHD撮影/顔認証対応)
  • ポート類:Thunderbolt 4(USB4)×1、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、USB 3.2 Gen 2 Standard-A×3、HDMI 2.1出力、SDメモリーカードスロット
  • キーボード:日本語配列(キー単位のRGBライティング付き)
  • バッテリー容量:95.2Wh
  • ACアダプター:280W(専用端子、※1)
  • サイズ:約335(幅)×244(奥行き)×21.99(厚さ)mm
  • 重量:約2.45kg

(※1)Thunderbolt 4/USB 3.2 Gen 2 Type-C端子にUSB PD(Power Delivery)準拠の電源も接続可能(最大入力100W)

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