EUの執行機関である欧州委員会は5月15日(現地時間)、MicrosoftによるActivision Blizzardの買収提案を条件付きで承認すると発表した。
欧州委員会は、この買収提案に関して詳細な市場調査を実施。その結果、Microsoftが競合ゲーム機や競合マルチゲームサブスクリプションサービスに損害を与えることはないと判断した。一方で、Microsoftがクラウドゲーミングサービスを介したゲーム配信において競争を阻害する可能性もあると指摘している。
欧州委員会の懸念に対処するため、Microsoftは今後10年間、EEA(欧州経済領域)内のユーザーに対して、ライセンスを取得しているActivision BlizzardのPCおよびコンソールゲームをクラウドストリーミングサービスでプレイ可能にすると提案した。現在、Activision Blizzardは自社ゲームをクラウドゲーミングサービスにライセンスしていないため、欧州員会はこの提案を評価。この取り組みにより、EEA内のクラウドゲーミングサービスが大幅に改善するとして買収提案を承認した。
なお、MicrosoftによるActivision Blizzardの買収提案に関しては、EUは承認したものの、米国と英国では非承認の判断が示されており、結論が出るにはまだ時間がかかりそうだ。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は5月18日、PlayStation 5用アクセシビリティーコントローラーキット「Accessコントローラー」の製品画像とUIを公開した。
Accessコントローラーは、1月に行われたCES 2023で「Project Leonardo」として発表されていたものだ。形状やサイズが異なるアナログスティックキャップやボタンなどが含まれており、自分に合わせてカスタマイズが可能になっている。
SIEは「あらゆる方が、より簡単に、快適に、そして長い時間ゲームをお楽しみいただけるようにサポート」する製品だと説明している。
新画像の公開に合わせて、AccessコントローラーのUIも初公開された。PS5本体から各ボタンの割り当テクノロジーズや長押しのオン/オフの切り替え、2つのボタン入力を1つのボタンに割り当てるなどの設定が可能だ。
この他、最大2台のAccessコントローラーと1台のDualSenseワイヤレスコントローラーを単一の仮想コントローラーとして使用できる。アナログスティックの初期位置や、デッドゾーンなども細かく調整を行える。
発売時期や価格などはまだ発表されておらず、今後の発表に期待してほしいとのことだ。
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