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Googleが放置アカウントを削除する方針発表/更新プログラム「KB5007651」に不具合週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)

» 2023年05月21日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月14日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

Googleが放置アカウントを削除する方針発表 YouTube動画は除く

 Googleは5月16日(現地時間)、「無効なGoogle アカウントに関するポリシー」を更新し、2年以上使用されていないアカウントは無効とみなすと発表した。そのアカウントとコンテンツ(Gmailやドライブ、Meet、カレンダー、Google フォトなど)は削除する場合があるとしている。

2年以上使用されていないGoogle アカウントを削除すると、Googleがポリシー更新を発表した 2年以上使用されていないGoogle アカウントを削除すると、Googleがポリシー更新を発表した

 同社によると長期間使用されていないアカウントは、アクティブなアカウントと比べて2要素認証が設定されている可能性が10倍低く、アカウントの乗っ取りやスパムの踏み台などに悪用される可能性も高くなっている。このリスクを軽減するのがポリシー変更の目的だとしている。

 ポリシー自体は即日発効されているが、アカウントの削除を開始するのは最も早くて2023年12月になるとしている。また、突然削除されるわけではなく、対象のアカウントにはメールと回復用メールの両方に、数カ月にわたって複数の通知を行うとしている。

 なお、以下のようなアカウントに関しては例外として、2年以上使用されていなくても有効なアカウントとみなされる。

  • Google アカウントが、現在または継続中の Google プロダクト、アプリ、サービスの購入、定期購入に使用された場合
  • Google アカウントに、残高のあるギフトカードが含まれている場合
  • Google アカウントが、継続中の有効な定期購入またはそれらに関連付けられている有効な金融取引がある公開中のアプリやゲームを所有している場合。Google Play ストアのアプリを所有する Google アカウントも含まれる
  • Google アカウントが、ファミリーリンクで有効な未成年のアカウントを管理している場合
  • Google アカウントがデジタルアイテム(書籍/映画など)の購入に使用されている場合

 また、ポリシーに記載はないが、現時点ではYouTube動画を含むアカウントの削除予定はないとのことだ。

パッチ「KB5007651」に不具合 Windows 11でBSODやOS再起動

 Microsoftは5月16日(現地時間)、「Microsoft Defender ウイルス対策」プラットフォームの更新プログラム「KB5007651 (バージョン 1.0.2303.27001)」に問題が見つかったとして、更新プログラムの提供を停止した。ブルースクリーン(BSOD)でエラーが発生したり、一部のゲームやアプリを開こうとした際にデバイスが再起動したりすることがあるとのことだ。

以前に発生していた不具合の対応パッチで、ブルースクリーンやデバイス再起動が発生する新たな不具合が見つかった 以前に発生していた不具合の対応パッチで、ブルースクリーンやデバイス再起動が発生する新たな不具合が見つかった

 このKB5007651は、3月末に配信されていたMicrosoft Defenderの更新プログラム「KB5007651 (バージョン 1.0.2302.21002)」で発生していた「ローカルセキュリティ保護がオフになっている」という警告が繰り返し表示されるという問題に対応した更新プログラムだ。

 バージョン 1.0.2303.27001をインストールしていて、ブルースクリーンや再起動などの不具合が発生した場合には「カーネルモードのハードウェア強制スタック保護」を無効にする必要がある。

 具体的には下記の通りだ。

  • Windowsセキュリティ→「デバイスセキュリティ」を選択
  • 「コア分離」にある「カーネルモードハードウェア強制スタック保護」をオフにする
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