電子帳簿保存法に定める帳簿の電子保存義務の猶予期限が2023年12月に迫っている。この法令への対応をしつつ、業務の効率化を兼ねて、各種業務ソリューションを導入する際に「紙の書類のスキャンは、とりあえず複合機で済まそう」と考えている企業や担当者も少なくないかもしれない。
「紙の書類をスキャンする方法」は、電子化ソリューションの導入時に軽視されやすく、検討も後回しになりがちな要素である。しかし、スキャンしたデータの“取り込み方”は、ソリューション全体の効率や正確性の向上に大きな影響を与える重要な要素である。
紙の書類のデジタル化が浸透してきた今こそ、紙書類のデジタル化には専用機である業務用ドキュメントスキャナをお勧めしたい。この記事では、コダックアラリス(Kodak Alaris:以下Kodak)のドキュメントスキャナ「S2085f・S3000シリーズ」を通して、そのメリットをチェックしていく。
S2085f・S3000シリーズは、書類の電子化に特化したドキュメントスキャナである。ゆえに、1台で多種多様な書類を読み取れる構造となっている。紙の形態、状態や量に応じたさまざまな給紙方法を選べるので、より効率的なスキャンを実現可能だ。
具体的な給紙方法は、以下の4種類が用意されている。
(※1)型番に「f」の付くモデルに搭載されています
(※2)外付けオプションです
先述の通り、S2085f・S3000シリーズは全モデルでエレベーター給紙に対応している。本体前面のトレイに読み取る書類をセットし、スタートするだけで一気に書類を読み取れる。
「書類のサイズが混在している……」という場合も、異なるサイズ/種類の書類を「パーフェクトペーパーテクノロジー」によって認識して連続スキャンできる(詳細は後述)。トレイに入れる際に少し整えるだけで一気にスキャンできるので、作業効率も高まる。
S2085f・S3000シリーズには、Kodakの独自技術「パーフェクトページテクノロジー」が搭載されている。この技術によって、汚れやしわのある書類もノイズなく高品質なイメージを取得するため、OCR処理をする際にいちいち補正しなくても済むようになる。書類をデジタル化するソリューションにおける処理効率と正確性を大きく改善できる。
また、両シリーズは有線LANポートを備えており、AI-OCRを始めとするクラウドソリューションとの連携も容易に行える。
S2085f・S3000シリーズには、一部製品を除き標準で3年間の無償保証が付帯する。しかも、故障時は良品と故障品の交換を行う「交換機先出し方式」で対応するため、ダウンタイムを極小化できる。
専用機だからこそ、万が一に備えたサポート体制は重要といえる。その点、S2085f・S3000シリーズは安心して使えることも大きな魅力といえる。
S2085f・S3000シリーズは、業務の量や読み取る書類の種類から7つのモデルから選べる。いずれも「スマートタッチアプリケーション」と「Kodak キャプチャプロソフトウェアリミテッドエディション(無償版)」が標準で付属している他、オプションとしてスキャン業務の生産性を飛躍的に高められる「Kodakキャプチャプロソフトウェア」、A3書類や書籍のスキャンに最適な「A3フラットベッドスキャナ」、スキャンした日付や順番をスキャン原稿に印字できる「ドキュメントプリンタ」もオプションとして用意している。
具体的なラインアップは以下の通りだ。
最近はドキュメントスキャナ代わりにもなる複合機を導入する企業が増えています。複合機はスペースを節約できるメリットがある反面、とじ込みされている書面、書籍や厚紙書類の読み取りが少し面倒というデメリットもあります。
その点、書類の“読み取り”に特化したKodak S2085f・S3000シリーズなら、あらゆる書類を迅速かつきれいにスキャンしてデータとして保存でます。元のデータがきれいなら、それを扱うOCRソフトウェアも高い精度で文字を起こせるので、修正に手間を取られることも少なくなります。
電子帳簿保存法への対応はもちろん、大量の書類をデジタル化する作業を効率化したいなら、Kodak S2085f・S3000シリーズをぜひチェックしてみてください!
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提供:Kodak Alaris Japan株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2023年6月6日