画面は15.6型の液晶ディスプレイを搭載している。アスペクト比は16:9。表示解像度は2560×1440ピクセルで、照明などが映り込みにくいノングレア仕様だ。
従来のTUF Gamingシリーズのモデルは液晶ディスプレイの表示品質がいまひとつというイメージだったが、本製品にそれは当てはまらない。165Hzの高速リフレッシュレートに対応するだけでなく、DCI-P3比100%の広色域パネルが採用されているからだ。計測器での輝度は344nit、標準の色味も素直で、目視の印象も良好だ。
リフレッシュレートをフレームレートに合わせる「G-Sync(Adaptive Sync)」にも対応しており、フレームレートとリフレッシュレートのギャップが大きいときに生じる画面の乱れ(テアリング)や、カクつき(スタッタリング)を抑えることができる。
通信機能には1000BASE-T対応有線LAN、WiFi 6対応無線LAN、Bluetooth 5.1を標準装備する。
左側面にUSB Type-Cを2基、USB Type-Aは左右にそれぞれ1基ずつ搭載しており、どちらもUSB 3.2 Gen 1に対応。USB Type-Cポートのうち、奥側はUSB4(40Gbps)だが、公式スペックにはそれ以外の詳細な記述がない。
Thunderbolt 4ではないUSB4の仕様で40Gbpsの転送速度に対応するのは「USB4 Gen 3x2」「USB 4 Gen 4」があり、いずれもオプション対応となっている。TUF Gaming A15 FA507XVの40Gbps転送がどのモードによるものかをASUS JAPANに確認したところ、「USB4 Gen 3x2」だということだ。
なお、Type-Cはどちらも画面出力「DisplayPort Alt Mode」に対応。USB 3.2 Gen 2のほうのType-Cは、USB PD(Power Delivery)にも対応する。
画面の上には92万画素のWebカメラとアレイマイクを装備。マイク/スピーカーのノイズキャンセリング機能も備えている。
スピーカーは立体音響技術のDolby Atmosに対応した機器を採用しているが、その音質は及第点といったところ。高級機と比べると音の輪郭がぼやける印象はあるが、十分な音圧で低音もそこそこ効いており、エンターテインメントを一通り楽しめるレベルに達しているといえよう。
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