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静電容量無接点方式ゲーミングキーボードに新たな選択肢――「REALFORCE GX1」を試す(1/4 ページ)

» 2023年06月19日 12時00分 公開
[瓜生聖ITmedia]
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 高い耐久性、信頼性、静音性などから究極のキースイッチとも目される静電容量無接点方式スイッチだが、ゲーミングキーボードにおいては採用例が少ない。そんな中、東プレから同社2製品目のゲーミングキーボード「REALFORCE GX1」が発売された。前モデル「REALFORCE RGB」から何が進化したのだろうか。中身をチェックしてみよう。

REALFORCE GX1外箱 REALFORCE GX1の外箱は、従来モデルからカラーリングが変更された

静電容量無接点方式採用のレアモデル

 キースイッチにはいくつかの方式がある。単に出荷数ベースで見れば、PCに付属されるような安価モデルでの採用例の多いメンブレンが主流だろう。しかし、ミドルクラスからハイエンドになるとメンブレンの採用例は少なくなり、メカニカルスイッチや静電容量無接点方式が多くなる。

 中でもゲーミングキーボードにはメカニカルスイッチの採用例が多い。メカニカルスイッチはキーストロークの正確な伝達や高耐久性といった特徴が好まれているだけでなく、スイッチの規格がほぼ標準化している。個々のスイッチが複数のメーカーから販売されていることも、キーボードにこだわるゲーマーにとって大きなメリットになっている。メカニカルスイッチにはキーを押し下げたときの抵抗感の違いや荷重の違いで多くのバリエーションがあるため、フィーリングによって操作性に大きな影響が生じるようなゲームに向いている。

 その一方で、静電容量無接点方式はメカニカルスイッチでは得られない独特のフィーリングをもたらしてくれる。その感覚が愛好者にとって他の選択肢を考えられないような無二の存在にしている。実際、静電容量無接点方式スイッチ採用の代表モデルである東プレの「REALFORCE」シリーズは、ゲーミングキーボードモデルが登場する前から一部のプロゲーマーなどに愛用されていた。

 今回紹介するREALFORCEシリーズの最新ゲーミングキーボード「REALFORCE GX1」も、静電容量無接点方式を採用した製品だ。

REALFORCE GX1 ロゴやインジケーターのないシンプルなデザインを採用する
REALFORCE GX1接続 接続はUSBのみだ。REALFORCEの他のUSBモデル同様、じか付けケーブルを3方向から出すためのガイドがある
REALFORCE GX1チルトスタンド 左側面から見たところ
REALFORCE GX1チルトスタンド チルトスタンドを立てたところ

 続いて、本製品の特徴を見ていこう。

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