有機ELディスプレイ搭載ノートPCで8万円代から買える「Vivobook Go 15 OLED」の実力をチェックする(1/3 ページ)

» 2023年07月07日 15時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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 ASUS JAPANの一般向けPCラインアップにはフラグシップの「Zenbook」シリーズや、クリエイター向けの「ProArt Studiobook」シリーズなどがあるが、中でもエントリーモデルからクリエイター向けのハイエンドモデルまで18製品52モデルと幅広いラインアップを取りそろえているのが「Vovobook」シリーズだ。

 今回は5月に発売されたVivookシリーズの中でも、コストパフォーマンス重視のエントリーモデルである「Vivobook Go 15 OLED(E1504FA)」を紹介しよう。

photo コストパフォーマンス重視のエントリーモデルである「Vivobook Go 15 OLED(E1504FA)」

 価格は直販サイトで「E1504FA-L1368W」が8万9800円(税込み、以下同)、「E1504FA-BQ632WS」が9万9800円となっている。両モデルともハードウェア的には同じもので、前者にはWPS Office 2、後者にはMicrosoft Office Home and Business 2021がプリインストールされている。

 なお、E1504FAには有機EL(OLED)ではなくTFT液晶を搭載した「E1504FA-BQ632W」というモデルも用意されている。こちらは7万9800円(WPS Office 2)とさらにお手頃だ。

ディスプレイやインタフェースをチェック

 Vivobook Go 15 OLED(E1504FA)は15.6型(1920×1080ピクセル)のOLEDディスプレイを搭載している。表面はグレア処理だが反射はそこまで気にならない。タッチ操作には非対応だ。ピーク輝度は400ニトで、色域DCI-P3のカバー率は100%に対応している。色表現に関してはPANTON認証も受けているなど、エントリーモデルとしてはかなり充実した仕様といえるだろう。

photo ディスプレイは15.6型(1920×1080ピクセル)のOLEDだ。表面はグレアとなっているが、そこまで反射はキツくない印象を受ける
photo ディスプレイ上部には約92万画素のWebカメラを搭載している。物理的にレンズを隠せるカメラシールドも備えている
photo カメラシールドを閉じた状態
photo ディスプレイをフラットな状態まで開ける180度開閉対応のフラットヒンジを採用している。打ち合わせで向かい側に座る相手に画面を見せる場合などに便利だ
photo 天板にはVivobookの新しいロゴが入っている。この部分のみ若干盛り上がっているのは、好みが分かれそうだ

photo 底面には吸気口がある。手前左右にあるのはスピーカー(2W×2)だ

 インタフェースは、右側面に3.5mmのマイク/ヘッドフォンジャック、USB 3.2 Gen 1対応のType-C、USB 3.2 Gen 1対応のType-A、HDMI、ACポートがある。左側面にはUSB 2.0対応のType-Aとなっている。フルサイズのHDMIポートがあるのは、ビジネス用途では助かることも多そうだ。

photo 右側面には3.5mmマイク/ヘッドフォンジャック・コンボジャック、USB 3.2 Gen 1対応のType-C、USB 3.2 Gen 1対応のType-A、HDMI出力の各端子と、ACポートがある。残念ながらUSB Type-C(USB Power Delivery)による本体への電源供給には対応しておらず、充電には付属のACアダプターを利用する必要がある
photo 左側面には、USB 2.0対応のType-A端子のみ用意する
photo 充電には専用のACアダプターを利用する。出力は65Wだ

 キーボードはキーピッチが約19mmのフルサイズとなっている。BackSpaceキーの横にある「¥」キーが小さくなってしまっているが、全体的に無理のない配置に仕上がってる。テンキーも備えており、ビジネス用途のイメージはあるが、Vivobook Go 15 OLED(E1504FA)には指紋認証や顔認証などの生体認証が非搭載なので、WindowsのPIN入力などにも便利に使える。

photo キーピッチは約19mmのフルサイズだ
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