エントリー向けペンタブレット「Wacom One」シリーズが刷新 パイロット“ドクターグリップ”デジタルペンも製品化(1/2 ページ)

» 2023年08月10日 14時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 ワコムは8月10日、エントリー向けのペンタブレット「Wacom One」シリーズの新モデル4製品を発表した。上位製品の「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch」は、エントリーモデルとして初のマルチタッチ対応を果たし、ディスプレイもガラス仕上げにするなど基本性能を底上げした。パイロットの筆記具「ドクターグリップ」のデジタルペンも製品化する。

 いずれも8月29日から順次発売する。それぞれの価格は以下の通り。

液晶ペンタブレットは画面サイズ違いで2製品 機能に差も

 液晶ペンタブレットは、13.3型(1920×1080ピクセル表示)のWacom One 液晶ペンタブレット 13 touch(7万4580円から、いずれも税込み)と、11.6型(1920×1080ピクセル表示)の「Wacom One 液晶ペンタブレット 12」(4万4880円から)が登場する。

photo マルチタッチにも対応する「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch」
photo 「Wacom One 液晶ペンタブレット 12」

 Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch(以下、13.3型モデル)は、本体サイズが約336(幅)×222(奥行き)×12(高さ)mm、重さ0.9kgで、前モデルにあたる「Wacom One 液晶ペンタブレット 13」(4万2900円)の約357(幅)×225(奥行き)×15(高さ)mm、重さ1kgと比べて小型軽量化が図られた。

 4096段階の筆圧検知対応でsRGBカバー率99%のディスプレイは、反射や指紋汚れのコーティングが施されたガラス仕上げになった。前モデルはフィルム素材だったので、質感や書き心地が向上している。13.3型モデルはマルチタッチにも対応し、ソフトウェアによっては2本指で拡大縮小といった操作が行える。

 本体には電源ボタン、OSDボタン、マルチタッチON/OFFスイッチ(13.3型モデルのみ)、ペンホルダー、ストラップホール、NanoSaverケンジントンロック、USB Type-C×2基を備える。

photo 各種インタフェースはユーザーから見て奥側に集まっている
photo オリジナルのスタンド
photo マグネットなどを使って変形する仕組み
photo 専用のリアカバーを使ってカスタマイズすることもできる。参考展示されていた写真に写るステッカーはイラストレーター・najucoさんによるもの

 対応OSはWindows、macOS、Android、ChromeOS(WWCB認証)で、USB Type-Cで接続する。デバイスが「DisplayPort Alternate Mode」に対応していれば、USB Type-Cケーブル1本で映像伝送と電源供給まで行える。

photo 前世代製品とのスペック比較表(クリックで拡大)
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー