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このサイズでRyzen 7搭載ってマジっすか――超小型デスクトップPC「Minisforum EM680」を試す(1/2 ページ)

» 2023年08月23日 11時35分 公開
[今藤弘一ITmedia]

 超小型のデスクトップPCを続々と発表し続けているMINISFORUM(ミニスフォーラム)から、Ryzen 7を搭載した「EM680」が登場した。まず驚くのはそのサイズ感だ。

photo
photo サイズ比較として、「EM680」(写真=左)とiPhone 14 Pro(写真=右)を並べてみた

 ボディーサイズが約80(幅)×80(奥行き)×43(高さ)mm、重さ約445gという、同社の製品ラインアップの中でもトップレベルに小さくて軽い。さらにデスクのどこに置いても使えるボディーでありながら、中身はパワフルというユニークなギャップも持ち合わせているという。

 価格はMINISFORUM日本公式ストアで6万1580円(税込み、以下同。記事下部にクーポンコードあり)からとなっている。今回はこのEM680について紹介していきたい。

最新のZen 3+コアアーキテクチャを採用

 EM680に搭載されているCPUは、ポータブルタイプのゲーミングPCなどに採用されているRyzen 7 6800Uだ。8コア16スレッドでベースクロックは2.7GHz、最大ブーストクロックは4.7GHzと、スペック上のパフォーマンスは高い。

photo 「EM680」のパッケージと付属品。左上の外箱から時計回りに、EM680本体、USB-ACアダプター、HDMIケーブル、USBケーブル

 最新のZen 3+コアアーキテクチャが採用されており、メモリはDDR5/LPDDR5、ストレージはPCIe 4.0に対応する。テストしたモデルはメモリが16GB(LPDDR5-6400)、ストレージにPCIe 4.0対応のM.2 SSD 1TB(2230)を搭載していた。

 製品ラインアップとして、メインメモリとストレージの組み合わせで16GB+512GB SSD(6万1580円)、32GB+512GB SSD(6万9580円)、32GB+1TB SSD(7万5980円)の3モデルが用意される。ストレージはM.2 Type 2242の小型SSDが採用されており、本体背面のゴム足とネジ、ふたを取り外すと、その姿を確認できる。

photo 裏ぶたを外すとストレージにアクセスできる

 グラフィックスコアはCPU内蔵のRadeon 680Mグラフィックスで、最新のRDNA2アーキテクチャが採用されたGPUだ。ビジネス用途であれば十分な性能を持つだろう。

photo CPU-Zの結果
photo GPU-Zの結果

 本体に搭載されているインタフェースは、背面にUSB 3.2 Type-A(Gen 2)×2基、USB4(Type-C)×1基、HDMI 2.1出力×1基が用意されており、本体右横にUSB 3.2 Type-A(Gen 2)×1基、microSDメモリーカードスロット、本体正面に電源ボタンとヘッドフォン/イヤフォン端子、USB4(Type-C)×1基が配置されている。

 USB4ポートは65WのUSB Power Deliveryに対応する他、8K/60Hzのビデオ出力も可能だ。電源コネクターは2つあるUSB4ポートのいずれかに差して利用することになる。

photo 前面にUSB4とヘッドフォン端子と電源ボタンがある
photo 本体背面にHDMI出力と2基のUSB Type-A端子、USB4端子が並ぶ
photo 右側面にケンジントン・ロック、microSDメモリカードスロット、USB Type-A端子が用意される
photo 左側面には排気口がある
photo 付属のUSB充電器と比較
photo GaN(窒素ガリウム)に対応したUSB充電器が付属する

 冷却システムは本体上部に35mmの小型のファン、下部に20mmの超小型ファンが取り付けられており、上面から給気して底面と左側面で排気するようになっている。動作中は「サーッ」というファンの音が聞こえてくるが、耳障りというほどではない。

photo 本体底面の排気口
photo 底面の裏ぶたには超小型ファンが付いているので、取り外す際は注意が必要だ

 それでは、EM680の性能をベンチマークテストで見ていこう。

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