在宅ワークの良き相棒? Dreameのスティック型とAI機能付きロボット掃除機を試して分かったこと(3/4 ページ)

» 2023年09月15日 12時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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スティック型掃除機のフラッグシップモデル「Dreame H12 Pro」

 Dreame H12 Proは、水拭きが出来るスティック型の掃除機だ。中国ではかなりはやっているらしく、最近になって日本でも各社からリリースされ始めているタイプの掃除機だ。

 同社のフラッグシップモデルとなるDreame H12 Proの価格は6万9800円で、自動モップ乾燥や除菌、汚れの自動検知機能などを省いたエントリーモデル「Dreame H12 Core」は3万5800円で販売中だ。

Dreame ドリーミー ロボット掃除機 スティック型 DreameBot L10s Ultra Dreame H12 Pro 吸引力 スティック型掃除機のフラッグシップモデル「Dreame H12 Pro」。本体のサイズは約275(幅)×238(奥行き)×1100(高さ)mmある。自走式なので、掃除は楽に行える。最大稼働時間は約35分(充電時間は約3時間)だ

 基本的な構造としては、ヘッド部分に水拭き用のローラーがあり、これが水拭きと同時にゴミを巻き込み吸い上げる。底面を見て分かるように、ゴミの吸引口というのは特別に設けられているわけではない。

Dreame ドリーミー ロボット掃除機 スティック型 DreameBot L10s Ultra Dreame H12 Pro 吸引力 ヘッド底面。ローラーが回転し、ゴミも一緒に吸引する

 水拭きして汚れた水は、前面に設置された汚水タンクにたまる仕組みだ。吸い込んだゴミもこのタンクに一緒に入ることになるので、汚水を捨てる場合には台所のシンクなど、ゴミ受けがある場所に流す方がいいだろう。

Dreame ドリーミー ロボット掃除機 スティック型 DreameBot L10s Ultra Dreame H12 Pro 吸引力 汚水タンクは前面に配置される

 給水タンクは背面に設置されている。洗浄力を高めるため、専用の洗剤を投入可能だ。ちなみに、汚水タンクの容量は700ml、給水タンクは900mlとなる。

Dreame ドリーミー ロボット掃除機 スティック型 DreameBot L10s Ultra Dreame H12 Pro 吸引力 給水タンクは背面にある

 ハンドル部分には、電源ボタンとモードの切り替えボタン、裏側にセルフクリーニングボタンがある。モードの切り替えは「自動モード」「ウルトラモード」「吸引モード」を順次切り替える形で、合間に音声ガイダンスが入る。

 ウルトラモードでは、給水タンクの水を一旦電解水に変換し、除菌しながら清掃できるというモードになる。電解水の生成があるため、切り替えには30秒ほどかかる。吸引モードは、床にこぼれた水などを吸引するモードで、このモードを選択した場合には給水タンクからは水が出ない。

Dreame ドリーミー ロボット掃除機 スティック型 DreameBot L10s Ultra Dreame H12 Pro 吸引力 ハンドル部に、電源ボタン(下)とモード切り替えボタン(上)がある
Dreame ドリーミー ロボット掃除機 スティック型 DreameBot L10s Ultra Dreame H12 Pro 吸引力 ハンドルの手前側にはセルフクリーニングボタンがある

 上部にディスプレイがあり、動作モードやバッテリー残量などを表示できる。なお、Dreame H12 Proはアプリに対応しておらず、エラーアイコンやエラーコードもこのディスプレイに表示される。

Dreame ドリーミー ロボット掃除機 スティック型 DreameBot L10s Ultra Dreame H12 Pro 吸引力 本体上部にあるディスプレイ。本製品はアプリ対応していないので、必要な情報は全てここに表示される

 本体を充電ベースに戻しても、自動ではクリーニングは行われず、ハンドルのセルフクリーニングボタンを押すと自動洗浄が開始される。自動洗浄後は乾燥モードに移行する。充電ベースの手前側から温風が出て、ローラーを換装させる。

 充電ベースには予備のローラーとフィルター、清掃用のブラシを収納しておける。こういった細々したものは、どこに置いたか分からなくなりがちなので、まとめて収納して置けるのはありがたい。

Dreame ドリーミー ロボット掃除機 スティック型 DreameBot L10s Ultra Dreame H12 Pro 吸引力 充電ベースには予備のローラーやフィルターなども置いておける。設置スペースは、実測で330(幅)×300(奥行き)mm程度は必要になる

 実際に使ってみた感想だが、もう少しローラーに引っ張られるかと思ったがそんなことはなく、動作はスムーズで取り回しもいい。他社のスティック型水拭き掃除機を使ったこともあるが、そちらではゴミをうまく吸い込めなかったり、少し大きめのゴミを吸うとローラーが止まってしまったりということもあったのだが、Dreame H12 Proではそんなこともなかった。最大で1万6000Paの吸引力というのは、伊達ではないようだ。

 あえて欠点をあげるとするなら、給水タンクに水が入った状態だと重さが約5Kgとそれなりに重い。1階から2階に運んで使うというのは少々面倒かもしれない。

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