中国Beijing Roborock Technology(Roborock)とSB C&Sは7月14日、新型のロボット掃除機「Roborock S8 Pro Ultra」と、スティック型水拭き掃除機「Roborock Dyad Pro」を発売する。税込みの参考価格は、S8 Pro Ultraが22万9000円、Dyad Proが6万2800円となる。
S8 Pro Ultraは、Roborockのドッグ付きロボット掃除機としては最上位モデルで、ロボット掃除機としては強力な最大6000Paの吸引力を備えている。従来は手動で行う必要があった水拭きモップの乾燥を自動で行う機能を備えたので、ドックにおける水の補給とゴミ/汚水の回収以外は基本的に“お任せ”で運用できるようになったのが特徴だ。
ラバー製のメインローラー(ブラシ)は2基構成で、カーペットにおける毛の除去率は1基構成の「S7 MaxV Ultra」比で30%改善しているという。一通りコース清掃を終えた後に再度カーペットの掃除をし直す「カーペット念入りモード」も用意されている。
水拭き機能についても、モップ近辺の振動部を2カ所に増やすことで水拭き能力を向上している。振動回数は最大毎分3000回で、荷重は約600gだ。本機では、あえて毎秒20cmという低速で巡航して丁寧な水拭きを行う「超強力モード」も新たに搭載している。
本機では、水拭きのみを行う場合やドッグへの回送運転を行う際に、メインローラーを“引っ込める”機能も備えている。これにより、水拭きした箇所にメインブラシが接触することによって生じる汚れを回避できる。カーペットの水ぬれを防ぐモップ部分のリフトアップ機構も引き続き備えている。
障害物の検知機構は、従来の上位モデルにも搭載されている「3Dストラクチャードライト」と「カメラ」に加えて、本機では赤外線イメージングシステムも搭載している。赤外線を使って検知するようになったので、暗い室内でも障害物を認識/回避しつつ掃除を進められるという。AI(人工知能)による障害物の自動検知は11種類(※1)となり、掃除の対象外とする「進入禁止エリア」を自動的に提案する機能も備えている(スマホアプリによる手動設定も可能)。
カメラなどで検知した撮影データは保存されずにすぐ消去されるため、プライバシーの保護もバッチリだ。
(※1)履き物(スリッパなど)、コード、電源タップ、布類、ペットの排せつ物、扇風機などの台座、体重計、ちりとり、紙くず、ペット、挟まりやすい家具(幅5cm×高さ3cm以上の物体を検知した上で、回避判定を実施)
進入禁止機能の自動提案の他、本機では以下の新機能も利用可能だ。
本体のダストボックスは300ml、水タンクは350mlという容量となっている。本体とドッグの寸法と重量は以下の通りだ。
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