マウスコンピューターの「NEXTGEAR J6」は、同社のゲーミング向け新ブランド「NEXTGEARシリーズ」から登場したAMD Ryzen搭載の16型ノートPCだ。
このNEXTGEARシリーズは、プロユースも想定した従来のゲーミングブランド「G-Tuneシリーズ」の単価がアップしていることや、もっと手軽なゲーミングPCが欲しいといったニーズを鑑み、「より幅広いユーザーにゲーミングPCを提供したい」という思いから生まれたセカンドゲーミングブランドだ。
AMDプラットフォームの採用と完全受注生産(同社直販サイト限定)とすることによってコストを抑制し、必要な性能、機能を確保した上で買いやすい価格を実現している。
CPUとGPUの組み合わせが異なる3モデル(ベースモデルは6種類)を展開しているが、コンセプト通り、最安12万4800円(税込み、以下同様)からと買いやすい価格のモデルがそろう。
今回はRyzen 7 7840HSと、NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU、32GBメモリを搭載する18万9800円の上位モデル「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」(J6A7G60GNADCW102DEC)を入手した。その実力を検証していこう。
新採用のボディーは、メタリックの「ブルーグリーン」を採用している。このカラーは、X(旧Twitter)上でアンケートを実施し、その結果を反映させたものだという。
メタリック基調のブルーグリーンに、ブランドカラーのマゼンタのロゴを配置した攻めた配色は新鮮で、新ブランドらしい「新しさ」「次世代感」を効果的にアピールできていると感じる。
ボディーのサイズは約358.4(幅)×268.3(奥行き)×26.3(厚さ)mm(突起部を除く)、重量は約2.29kgだ。画面周囲のベゼルもスリムで、最近のゲーミングノートPCらしい、すっきりとしたスタイルになっている。
本機のCPUには、AMDのRyzen 7 7840HSを搭載する。最新のZen 4アーキテクチャを採用し、先進の4nmプロセスルールで製造された8コア16スレッドのモデルだ。Intelでいえば、Core i7-13700Hあたりと同じクラスのCPUとなり、ゲーミングはもちろんビジネス、クリエイティブ用途まで、ジャンルを問わず活躍できるパフォーマンスを備える。
また、Ryzen 7 7840HSはAIアクセラレーター「Ryzen AI」も内蔵している。後日これを活用したカメラエフェクトが、Windows Studio Effectsに追加される予定とのことだ。
メモリはDDR5-4800を32GB(16GB×2)、ストレージはPCI Express 4.0 x4対応のNVMe SSDを1TB装備する。
標準のままでゲーミングPCとして十分な資質があるが、BTOでカスタマイズも可能だ。メモリは最大64GBまで、ストレージは最大4TBのSSDを2基搭載できる。
続いて、GPUや液晶ディスプレイ回りを確認しよう。
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