通信機能は1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6E対応の無線LAに加え、Bluetooth 5を標準装備する。USBは3基のType-AとType-C、合計4基を装備する。USB Type-C端子は、ディスプレイ出力やUSB Power Delivery(PD)には非対応だ。
液晶ディスプレイの上部に約100万画素のWebカメラと、デジタルマイクを装備する。このあたりは簡素な装備だが、NVIDIAが配布するNVIDIA Broadcastを使えば、NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUのTensorコアを使ったAIによるカメラ効果、ノイズ除去機能などを利用できる。また、前述したように、今後のアップデートでOS標準のWindows Studio Effectsでも、Ryzen AIを活用したカメラ効果が利用できるようになるという。
ここからは、ベンチマークテストのスコアを掲載する。参考として2021年発売のエントリークラスゲーミングノートPCのスコアも掲載している。Mouse Control Centerユーティリティーで選べる動作モードは、特に記載がない限りは一番高速な「パフォーマンス」、OSのWindows 11 Homeの電源設定は「最適なパフォーマンス」で統一している。
CINEBENCH R23のCPUスコアでは1万6000pts超えと、8コア16スレッドのCPUとしてもかなり高いレベルのスコアをマークした。ハイスペックなRyzen 7 7840HSのポテンシャルはしっかり発揮できている。総合性能を計測するテストであるPCMark 10では比較対象を全項目で圧倒しており、全方位で性能が高いことが分かる。
ゲーミングで重要な3D描画性能のテストである3DMarkのスコアも上々だ。DirectX 11ベースのFire StrikeからDirectX 12 Ultimate対応のSpeed Wayまで、どのテストでもGeForce RTX 4060 Laptop GPU搭載機の平均スコアを上回る結果が出ている。
また、FINAL FANTASY XIV:暁月のフィナーレベンチマーク(1920×1200ピクセル/最高品質)では最高評価の「非常に快適」と良好な結果だ。高フレームレートが求められるレインボーシックス シージ(1920×1200ピクセル/低品質)で最低fpsが265fpsと、本機のリフレッシュレートの165Hzを楽々と上回っており、常時コマ落ちの心配なく高フレームレートでのプレイができるパフォーマンスを示している。
最後に放熱処理や騒音面を確認する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.