Ryzen搭載で高コスパなゲーミングPC新ブランド「NEXTGEAR」の実力を試す(1/3 ページ)

» 2023年10月16日 12時30分 公開
[マルオマサト,ITmedia]

 マウスコンピューターから登場した「NEXTGEAR」シリーズは、同社の直販サイト限定で販売される新しいゲーミングブランドだ。NEXTGEARは、かつては「G-Tune」ブランドのモデル名として使われていたこともあって、同社を昔から知る人には懐かしい名前だろう。

 同社はこのNEXTGEARシリーズを「カジュアルクラスゲーミング」と位置づけており、コストパフォーマンスを重視した構成が特徴だ。SNS(X、旧Twitter)で2度にわたってアンケートを実施し、ユーザーの声を反映させた新デザインのボディーにも注目だ。

 現行のラインアップは「NEXTGEAR JG」シリーズでの展開となる。いずれもCPUにはAMD Ryzenを採用しているが、今回はその中からRyzen 7 5700XとNVIDIA GeForce RTX 4060(グラフィックスメモリは8GB)を搭載して15万円を切る「NEXTGEAR JG-A7G60」を評価機として入手した。内容をチェックしていこう。

マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC マウスコンピューターの「NEXTGEAR JG-A7G60」は、同社のゲーミング新ブランド「NEXTGEAR」シリーズに属するミドルタワー型ゲーミングPCだ。AMD Ryzen 7 5700XとNVIDIA GeForce RTX 4060を新設計のボディーに詰め込んでいる

SNSのアンケート結果を反映したボディーデザイン

 NEXTGEARシリーズの開発にあたっては、ボディーやロゴのデザインに関し、X(旧Twitter)のマウスコンピューターのアカウントでユーザーアンケートを実施した。およそ9000名が参加したアンケート結果を反映して、「ロゴデザイン」と「シャシー」が決定された経緯がある。

 そのケース前面のデザインは、シンプルながら個性的だ。メッシュパネルにX字状のカバーを模したカバーを組み合わせ、カバーの中央にブランドカラーであるマゼンタのロゴエンブレムを配置し、フロント端子は天面の手前側に並べている。

 サイドパネルは中身が見える強化ガラス仕様を採用しており、中身が見える仕様だ。NEXTGEARのロゴを大胆に白地であしらっており、見た目のインパクトが大きい。また、BTOではケースファンを赤色/青色/マゼンタLED付きに選択でき、より派手な見た目にすることもできる。

 ちなみに、評価機は標準構成のLEDなしモデルで追加費用はいずれも4400円(税込み、以下同様)だ。

マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC メッシュパネルにX字状のカバーを組み合わせ、中央にブランドロゴを配置した個性的なデザインとなっている(左)。電源ユニットを下部に搭載するレイアウトを採用している背面(右)
マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC 左サイドパネルは半透明の強化ガラス素材で、中身が見える仕様になっている。NEXTGEARの白いロゴはインパクトがある。BTOでは内蔵ファンを光らせる(赤色/青色/マゼンタのいずれかから選ぶ)こともできる
マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC 右サイドパネル面。こちらはシンプルなスチールパネルだ
マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC フロント端子は上面の手前側にある。内容は、USB Type-A(USB 3.2 Gen 1)×2、ヘッドフォン出力、マイク入力だ

割り切った拡張性 合理的なエアフローを採用

 続いて、ボディーの機能性をチェックしよう。ストレージの拡張性は必要最小限で、マザーボードの裏に2.5インチベイが2基あるのみとなっている。割り切った内容だが、最新のPC事情を鑑みるとこれで十分だろう。

 というのも、ストレージの主流はマザーボード上のM.2ソケットに装着するM.2 SSDで、本製品ならBTOで容量も選べる。データ保存用ストレージならUSBによる外付けでも実用的な速度がある現状、内部ストレージの拡張性は重要性が薄れている。「カジュアルクラスゲーミング」という位置づけからも必要十分といえる。

 一方、エアフローはカジュアルクラスを超えた内容だ。吸気は前面のメッシュパネルと底面で行い、前面には120mmの吸気ファンを装備する。排気は背面と天面から行い、背面には120mmファン、天面には水冷クーラーの240mmのラジエーターを装備している。

 天面と底面はハニカム状に大きく通気口を開けるとともに、底面は背の高いインシュレーターでかさ上げすることにより、吸気スペースを確保。天面と底面には、ゴミやホコリの侵入を防ぐためのメッシュシート(マグネットで着脱可能)を装着している。

マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC 両サイドパネルは、2つの手回しネジを回すことで外せる
マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC 左側面から見た内部の様子。整然とレイアウトされているのが分かる
マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC 右側面のカバーを外したところ。ケーブルは裏配線が徹底されており、2.5インチベイが2基用意されている
マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC 標準で240mmラジエーターが装着されている天面部は、ハニカム状に大きく吸気口が空けられている。ゴミの混入などを防ぐため、マグネットで着脱できるメッシュフィルターを装着済みだ
マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC 底面の後方もハニカム状に吸気口が開けられ、マグネット着脱式のメッシュフィルターもある。背の高いインシュレーターでかさ上げすることにより、吸気スペースもしっかり確保されている
マウスコンピューター NEXTGEAR ゲーミングデスクトップPC 電源ユニットは底面側に配置されている。容量は750Wで、標準では80PLUS BRONZEだが80PLUS GOLD、または850W(80PLUS GOLD)もBTOで選べる

 次に、内部システムをチェックしていこう。

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