本機のGPUは、2023年のゲーミングノートPCでは定番的な存在のNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU(グラフィックスメモリは8GB)だ。最新技術を駆使した重量級タイトルも、良好な画質でストレスなくプレイできる描画性能を持っている。
NVIDIA GeForce RTXシリーズの機能はゲーム以外でもさまざまに活用されており、ビデオチャットでのカメラエフェクトやノイズキャンセリング、クリエイティブアプリでのAIを生かした超解像処理やノイズ除去、動画のレンダリング、エンコードなど多彩な場面でメリットを得られる。
GPUはNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載している。現行のゲームは一通り、フルHD(1920×1080ピクセル)解像度で快適にプレイできるだけの描画性能がある
最大グラフィックスパワーは140Wに設定されている。NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU搭載機としても、上位クラスの性能を期待できる
16型の液晶ディスプレイは1920×1200ピクセル(アスペクト比16:10)の解像度を備える。パネル表面は照明や外光などが映り込みにくいノングレア処理となっている。
ゲーミングモデルらしく、リフレッシュレートは一般的な60Hzより高速な165Hzに対応する。(フレームレートがリフレッシュレートを上回る場合)、リフレッシュレートが高速なほど映像を滑らかに、よりリアルタイムに近い状態で表示するため、一瞬の判断が求められる対戦ゲームを有利に進められるメリットがある。
キーボードもゲーミング仕様だ。複数キーの同時押しを正確に認識できる「Nキーロールオーバー」をサポートしており、格闘ゲームなどのコマンドもスムーズに入力可能だ。また、キーボードバックライトも内蔵しており、ゲーミングPCらしくカラフルに発光させることも可能になっている。
ただ、キーボードのキー配列は少しクセがある。特にカーソルキーの配置とサイズが変則的であり、カーソルキーを多用するユーザーは注意したい。
液晶ディスプレイのサイズは16型で、解像度は1920×1200ピクセル(アスペクト比16:10)に対応する。パネル表面は照明や外光などが映り込みにくいノングレア仕様だ
リフレッシュレートは165Hzに対応している。動画やゲームのアニメーションを滑らかに表示できる
i1 Display Proの計測結果。輝度は325ニトと十分な明るさだ。一方、標準の色温度は少し高く、青みが強い傾向にある
sRGBカバー率は65.8と色域は狭く、色再現性は低い。ここはコストダウンを感じる部分だ。色度図作成には「Color AC」(Fhonon氏・作)を利用した
液晶ディスプレイは約125度まで開く
Nキーロールオーバーに対応したテンキー付きのキーボードを搭載する。キー配列は、カーソルキーが小さいなど少しクセがある
キーボードバックライトを内蔵している
このようなカラフルな発光も可能だ
キーボードバックライトの設定はMouse Control Centerに用意されている
それぞれカラーのカスタマイズも行える
キーボードの上部に、電源ボタンとシステムの動作モードを切り変えるボタンがある
システムの動作モードは「パフォーマンス」「バランス」「静音」の3種類が用意されている。Mouse Control Centerユーティリティーでも設定可能だ
Mouse Control Centerユーティリティーでは、Windowsキーの無効化やFnキーロックの設定などもできる
続いて、本体装備のインタフェース回りを見ていく。
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