以前から言われていることかもしれませんが、積極的にChromebookを選択する理由はあまりないと感じます。というのも、Chromebookでしか出来ないことは基本的にはないためです。性能はハードウェアに左右されるため、ハイスペックなマシンを選択すると相応の価格になります。「それなりの金額を出すのであれば、ソフトウェアも豊富なWindowsかMacに……」となるのは自然なことだと感じます。
となると「低価格路線でどこまでしっかりと使えるマシンが手に入るか」がポイントになると考えます。そうした観点では、ASUS Chromebook CM30 Detachableはほどよい所を攻めていると感じました。
コンパクトで持ち運びしやすく、LTEも搭載している。ペンも本体に内蔵でき、キーボードカバーは簡単に着脱可能。そして、一般的なビジネス利用であれば、性能面で気になることは少ないレベルでしょう。私が過去に使ったことのあるChromebookはディスプレイ性能がイマイチでしたが、本機は10.5型で1920×1200ピクセル(60Hz対応)と問題なし。十分な実用レベルを備えています。
なお、コスパの一つの要素となるサポート期間についても、Chromebookはなんと10年間のソフトウェア更新をうたっています。おそらくは端末が先にダメになるでしょう。安心してフルに使い倒せるのではないでしょうか。
また、会社などでの組織的な管理を考えた時、Google Workspaceベースで端末管理ができるのは魅力的だと思います。1台あたりの端末コストが安いほど、台数分のトータルコストに大きな影響が出てきます。ほどほどのコストで使える端末が欲しい、という方にはオススメのモデルですね。
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