日本マイクロソフトの「Surface Laptop Studio 2」は、クリエイター用途を意識した2in1ノートPCだ。独自のデュアルヒンジを採用することによって、画面をフリップすれば3つのスタイルで利用できる。
シリーズ2代目となる最新モデルでは、そのフリップ機構を備えたボディーを継承しつつ、CPUを大幅に強化した。さらに搭載できるGPUのバリエーションも増やし、より広い層に訴求できるモデルとなっている。
今回は個人向けモデルの中から「公式ストア限定モデル」として用意されているハイスペックモデル(Core i7-13700H、NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU)を評価機として入手した。性能や使い勝手をレビューしよう。
Surface Laptop Studio 2は、アルマイト処理が施されたアルミニウムボディーが秀逸なモデルだ。Surfaceシリーズの中でも、とりわけ上質感が高く、アート作品のようなモダンな雰囲気を醸しだしている。手に持ってみると金属ならでのズシっとした重みとソリッドな剛性が伝わり、製品品質の高さが感じられる。
ボディーサイズは約323(幅)×230(奥行き)×22(高さ)mm(突起部を除く)、重量は約1.98kg(内蔵GPUモデルは約1.89kg)だ。常に持ち運ぶPCとしては重いが、必要な時には気軽に持ち出せるサイズと重さにはまとまっている。
バッテリー容量の公称値は58Whで、駆動時間は約18時間と長時間駆動が可能だ。電源端子は従来通り、独自の「Surface Connect」が採用されており、出力127WのACアダプターが付属している。
Surface Laptop Studio 2は、通常のクラムシェル型ノートPCとしてのヒンジの他に、画面の裏側にもう1つヒンジ(ダイナミックウーブンヒンジ)を備えている。そのため、画面だけをフリップ(裏返し)して、画面をキーボードの手前に設置したり、タブレットのようにして使える。
画面はタッチ操作の他、別売りの「Surface スリム ペン 2」にも対応しており、キーボード前面にマグネットで取り付けて収納/充電が行える。
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