「ROG Strix G18（2024）」はCore i9-14900HX＋18型の大画面を備えたゲーミングステーションだ（4/5 ページ）

[マルオマサト，ITmedia]

ゲームプレイもビデオ編集も快適なパフォーマンス

　パフォーマンスを検証しよう。Armoury Crateユーティリティーで選べる動作モードに関しては、特に言及がない限り、システムモードは「Turbo」、GPUモードは「Ultimate」で統一した。なお、Windows 11の電源設定はArmoury Crateのシステムモードに連動するようで、Turbo時は「最適なパフォーマンス」だった。

　参考として、2021年発売のゲーミングノートPCのスコアを掲載している。CINEBENCH R23とBlender Benchmark（CPU）については、2023年にレビューした「ROG Strix SCAR 18（2023）」のスコアも追加している。

テストに利用した環境

Armoury Crateユーティリティーで選べる動作モードに関しては、特に言及がない限り、システムモードは「Turbo」、GPUモードは「Ultimate」で統一した

　気になるのはCore i9-14900HXの性能だが、結果は少し想定外だった。CINEBENCH R23とBlender Benchmark（CPU）、どちらもCore i9-13980HXを搭載したROG Strix SCAR 18（2023）に対して見劣るスコアにとどまった。一世代前とはいえ、ROG Strix SCAR 18（2023）は格上の豪華モデルのため、サーマルチューニングの面で差が付けられているのかもしれない。

　第14世代Coreならではのアドバンテージは感じられないが、それでもスコア自体は優秀なものだ。実ゲームベースのテストの結果からしても、現行のゲームタイトルを良い画質で快適にプレイできるパフォーマンスを持っていることは間違いないところだ。ビデオ編集などクリエイティブ用途でもしっかり活躍してくれるだろう。

CINEBENCH R23（最低実行時間10分）のスコア比較

CINEBENCH 2024（最低実行時間10分）のスコア

PCMark 10のスコア比較

PCMark 10／Modern Office Battery Lifeのスコア。Armoury Crateのモードは「サイレント」、Windows 11の電源設定は「バランス」、画面輝度は50％で測定した

3DMarkのスコア比較

UL Procyon Benchmark Suites／AI Interface Benchmarkのスコア比較

UL Procyon Benchmark Suites／Video Editingのスコア比較

FINAL FANTASY XIV：暁月のフィナーレベンチマーク（2560×1600ピクセル／最高品質／フルスクリーン）のモード別スコア

サイバーパンク2077（2560×1600ピクセル／レイトレーシング：低／DLSSフレーム生成有効）のスコア

サイバーパンク2077（1920×1200ピクセル／レイトレーシング：ウルトラ／DLSSフレーム生成有効）のスコア

Far Cry 6ベンチマーク（2560×1600ピクセル／最高画質／フルスクリーン）のスコア

Far Cry 6ベンチマーク（2560×1600ピクセル／最高画質／DXR反射／DXRシャドウなどの拡張機能は全て有効）のスコア

　最後に、ボディーの発熱や動作音をチェックする。