ASUS JAPANの「ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY」は、同社のゲーミングブランド「ROGシリーズ」に新たに加わったハイエンドゲーミングノートPCだ。
ROGの中でもROG Strix SCARは、eスポーツプレイヤーやコアゲーマーをターゲットにしたハイパフォーマンスが特徴のシリーズとなる。本機もCPUにAMDのRyzen 9 7945HX、GPUにNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptopを備えるというモンスタークラスのスペックを誇る。
同シリーズからは2月に同じGPUを搭載し、CPUにIntel Core i9-13980HXを採用した「ROG Strix SCAR 18(2023)G834JY」が登場しており、そのAMD版といったところだ。発売前に評価機を入手したので、性能や使い勝手を検証していこう。
本機のボディーサイズは、約395(幅)×282(奥行き)×23.4〜28.3(厚さ)mm、重量は約3kgだ。17.3型の大画面を搭載しているだけあって、最近のゲーミングノートPCとしてはかなりの重量級で、付属のACアダプターも巨大である。
デザインはROGシリーズらしい近未来的な世界観を継承しつつ、比較的シンプルにまとめられている。
先代モデルで導入されていたアーマーキャップ(ヒンジ奥の装飾カバー)の着脱や、キーストーン(設定変更などができるモジュール)、インビジブルインク(ブラックライトに反応して発光するパターン)などのギミックは省かれており、天面のROGシンボルLEDも、RGB発光ではなく白色の単色発光となっている。
もっとも、キー1つごとにLEDのカラーを制御できるRGBイルミネートキーボードと、ボディーのライトバー(アンダーグロウ)を装備しており、発光させれば一気にゲーミングノートPCらしい派手なビジュアルになる。
CPUはAMD最新のRyzen 9 7945HXを搭載する。ノートPC向けのAMD Ryzenとしては最高峰に位置するモデルで、16コア32スレッドで最大動作周波数は5.4GHz、L3キャッシュ64MB(L2キャッシュとの合計80MB)という、並のデスクトップPC向けハイエンドCPUを上回るモンスタークラスの仕様を持つ。
メモリはDDR5-4800を32GB(16GB×2、最大64GB)、ストレージは、PCI Express 4.0 x4対応のSSDを1TB装備する。ゲーミング向けとして文句のない内容だ。
次に液晶ディスプレイやGPU回りを見ていこう。
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