GPUはNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop(グラフィックスメモリは16GB)で、CPUと同様にこちらもNVIDIAのゲーミングノートPC向けとしては最高峰のGPUだ。
CPUとGPUの冷却には、ベイパーチャンバー(ヒートパイプの原理を応用した放熱部品)を採用し、熱伝導率の高い液体金属グリスをCPUとGPUの両方に使用するなどROGシリーズ中でも最高峰の冷却性能を実現している。
CPUとGPUを直結できる「MUXスイッチ」を内蔵している点も見逃せない。NVIDA製GPUを内蔵するノートPCは、基本的にNVIDIA GPUはCPUの内蔵GPUを経由して接続され、利用するアプリケーションごとに省電力な内蔵GPUとNVIDIA GPUを切り替えて使う。
本機では、MUXスイッチによりCPUとNVIDIA GPUを直結することで常にNVIDIA GPUのみを利用できる。消費電力は上昇するが、GPUを切り替えるロスがなくなるため、ゲームや設定によってはさらなる性能の向上を図れる。
通常はCPUの内蔵GPU(AMD Radeon 610M Graphics)と、GeForce RTX 4090 Laptop GPUを自動的に切り替えて使われるが、GPUモードを「Ultimate」にすると常時NVIDIA GPUのみが使われる本機の液晶ディスプレイは17.3型と大画面ながら、非表示部を最小限に抑えたスリムベゼルデザインの採用により、画面占有率は85%を確保する。先代モデルでは省かれていたWebカメラも、ディスプレイ上部に内蔵している。
最近のROGシリーズは、アスペクト比16:10を採用する製品が多いが、本機は16:9だ。画面解像度は2560×1440ピクセルで、映り込みの少ないノングレア仕様、DCI-P3カバー率は100%、リフレッシュレートは240Hz、応答速度3msといったスペックが明らかにされている。
リフレッシュレートは240Hz、応答速度は3msと高速で、FPSや格闘タイトルなど、一瞬の動きや反応の見極めが勝負を分けるゲームも有利な条件でプレイできる。リフレッシュレートをフレームレートに合わせる「G-SYNC(AdaptiveSync)」にも対応しており、テアリングと呼ばれる画面の乱れや、カクつきを抑えることができる。
続いて、キーボードやインタフェース回りをチェックする。
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