ASUS「ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY」でRyzen 9 7945X+RTX 4090のパワーに目を見張るAMDとNVIDIAの最強が合体!(2/5 ページ)

» 2023年04月05日 11時00分 公開
[マルオマサトITmedia]
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GPUはNVIDIA最強のGeForce RTX 4090 Laptop

 GPUはNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop(グラフィックスメモリは16GB)で、CPUと同様にこちらもNVIDIAのゲーミングノートPC向けとしては最高峰のGPUだ。

 CPUとGPUの冷却には、ベイパーチャンバー(ヒートパイプの原理を応用した放熱部品)を採用し、熱伝導率の高い液体金属グリスをCPUとGPUの両方に使用するなどROGシリーズ中でも最高峰の冷却性能を実現している。

 CPUとGPUを直結できる「MUXスイッチ」を内蔵している点も見逃せない。NVIDA製GPUを内蔵するノートPCは、基本的にNVIDIA GPUはCPUの内蔵GPUを経由して接続され、利用するアプリケーションごとに省電力な内蔵GPUとNVIDIA GPUを切り替えて使う。

 本機では、MUXスイッチによりCPUとNVIDIA GPUを直結することで常にNVIDIA GPUのみを利用できる。消費電力は上昇するが、GPUを切り替えるロスがなくなるため、ゲームや設定によってはさらなる性能の向上を図れる。

ASUS JAPAN ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY ゲーミングノートPC 17型 GPUはNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptopで、16GBのグラフィックスメモリを搭載する。ゲーミングノートPC向けでは現行最高峰のGPUだ
ASUS JAPAN ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY ゲーミングノートPC 17型 最大グラフィックスパワーは175Wだ
ASUS JAPAN ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY ゲーミングノートPC 17型 Armoury Crateユーティリティーで動作モードを選択できる。最高性能の「Turbo」に加え、バランス重視の「パフォーマンス」、静音重視の「サイレント」といったモードが用意されている
ASUS JAPAN ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY ゲーミングノートPC 17型 通常はCPUの内蔵GPU(AMD Radeon 610M Graphics)と、GeForce RTX 4090 Laptop GPUを自動的に切り替えて使われるが、GPUモードを「Ultimate」にすると常時NVIDIA GPUのみが使われる

240Hz対応の17.3型液晶ディスプレイを搭載

 本機の液晶ディスプレイは17.3型と大画面ながら、非表示部を最小限に抑えたスリムベゼルデザインの採用により、画面占有率は85%を確保する。先代モデルでは省かれていたWebカメラも、ディスプレイ上部に内蔵している。

 最近のROGシリーズは、アスペクト比16:10を採用する製品が多いが、本機は16:9だ。画面解像度は2560×1440ピクセルで、映り込みの少ないノングレア仕様、DCI-P3カバー率は100%、リフレッシュレートは240Hz、応答速度3msといったスペックが明らかにされている。

 リフレッシュレートは240Hz、応答速度は3msと高速で、FPSや格闘タイトルなど、一瞬の動きや反応の見極めが勝負を分けるゲームも有利な条件でプレイできる。リフレッシュレートをフレームレートに合わせる「G-SYNC(AdaptiveSync)」にも対応しており、テアリングと呼ばれる画面の乱れや、カクつきを抑えることができる。

ASUS JAPAN ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY ゲーミングノートPC 17型 液晶ディスプレイのサイズは17.3型で、画面解像度は2560×1440ピクセルとなる。映り込みのないノングレア仕様で、色域はDCI-P3 100%をカバーする。
ASUS JAPAN ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY ゲーミングノートPC 17型 ヒンジは最大約127度まで開く(水平に対する画面の角度は約53度)
ASUS JAPAN ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY ゲーミングノートPC 17型 i1 Display Pro/i1 Profilerによる測定結果
ASUS JAPAN ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY ゲーミングノートPC 17型 i1 Profilerで作成したICCプロファイルを、Color AC(Phonon氏・作)で表示させた。実線が本機、点線で示したDCI-P3の色域とほぼ重なっている

 続いて、キーボードやインタフェース回りをチェックする。

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