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2023年のノートPC/デスクトップPCはどこまで進化した? ベンチマークテストで振り返る:2023年をレビューPCで振り返る(1/3 ページ)

» 2023年12月31日 15時00分 公開
[マルオマサト,ITmedia]

 2023年もPC USERで多くのPCをレビューしてきたが、ここでは1年のPC動向を改めて振り返ってみよう。

PC USERでレビューを行ったPCで2023年を振り返る PC USERでレビューを行ったPCで2023年を振り返ろう

ノートPCのトップエンドは大幅パワーアップ

 ゲーミングノートPCやクリエイターPCは、2023年も大きく進化した。IntelのCPUは第13世代Coreと、第12世代Coreのマイナーチェンジだったが、ノートPC向けのトップエンドに関しては、デスクトップPC向けのアーキテクチャを持ってきたことで大きくパワーアップした。

 Core i9-13980HXや、その対抗格であるRyzen 9 7945HXを搭載したPCはCINEBENCH R23のCPUスコアで3万ptsを軽々と超えてきており、並のハイエンドデスクトップPCを上回るまでになっている。

 2024年は新型のCore Ultra(開発コード名:Meteor Lake)を採用したPCが続々と出てくるので、それらをレビューするのが楽しみだ。

ASUS JAPANの「ROG Strix SCAR 18(2023)G834JY」 ASUS JAPANの「ROG Strix SCAR 18(2023)G834JY」は、CPUにCore i9-13980HX、GPUにNVIDIA GeForce RTX 4090 Laptop GPUを搭載。驚異的なパワーに驚かされた
ASUS JAPANの「ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY」 ASUS JAPANの「ROG Strix SCAR 17(2023)G733PY」。こちらはCPUにRyzen 9 7945HXを装備する。ROG Strix SCAR 18(2023)同様に、従来のノートPCの枠を超えるパワーを示した

高性能PCのフォームファクターが多様化

 一方でGPUの進化も大きかった。NVIDIAの新世代GPUであるGeForce RTX 40シリーズは電力効率面で目覚ましい進化を遂げた。

 電力効率が上がったぶん、スペックが控えめにされているためデスクトップPCや単体のグラフィックスカードとしては微妙と評価されることもあるが、放熱スペースの制限がシビアなノートPCにおいては、電力効率向上は設計の自由度をもたらし、フォームファクターの多様化(薄型軽量化)や運用時の快適さ(静音性、発熱の低さ)につながっている。

 特にNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUは、ASUS JAPANの「ROG Flow Z13(2023)」のような持ち運べるタブレットスタイルのPCにも搭載できるほどで、高性能でありながら可搬性に優れたゲーミングノートPC、クリエイティブノートPCが多く登場してきた。

ASUS JAPANの「ROG Flow Z13(2023)GZ301」 ASUS JAPANの「ROG Flow Z13(2023)GZ301」は、約1.2kgのタブレットながらNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPUを備える。GPUの電力効率が向上したことも大きい

ゲーミングとクリエイターのすみ分けが明確化

 ゲーミングPCとクリエイターPCの傾向としては、フォームファクターの多様化とともに、それぞれのフォーカスポイントがはっきりしてきて、すみ分けが明確になってきた傾向もある。

 具体的には、ゲーミングPCではGPU性能が最優先されるとともに、画面のリフレッシュレートやキーボードのレスポンスなどが重視されるのに対し、クリエイターPCでは、メモリやストレージ容量、画面の色再現性や精細さ、Thunderbolt 4の搭載といった要素が優先される。NVIDIAがクリエイター向けに最適な体験ができると認める「NVIDIA Studio」の認定を受けている製品も多い。

 特にコストの制限があるミドルクラスの価格帯では、こうしたフォーカス要素がはっきりしたことで、それぞれの用途での満足度は増しているように思う。

マウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」 マウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」。スペック面で割切るところは割切りつつ、ゲーミングにフォーカスした仕様で買いやすい価格と高い満足度を両立させている
振り返り2023 マウスコンピューターの「DAIV Z6」 マウスコンピューターの「DAIV Z6」は、クリエイター向けPCに求められる要素を備えつつ、約1.6kgの薄型軽量を実現した。GeForce RTX 40シリーズの電力効率の賜物だろう。レビューの機会はなかったが、2023年の進化を示す典型的な製品でNVIDIA Studio認定PCでもある

 続いては、モバイルPCやビジネス向けPCのトレンドだ。

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