ドン・キホーテは2023年12月、オリジナルブランド「情熱価格」から14.1型ノートPC「MUGA ストイック PC5」を発売した。2017年12月に発売された初代の「MUGA ストイックPC」、2018年12月発売の「MUGA ストイック PC2」、2020年8月発売の「MUGA ストイック PC3」、そして2021年5月発売の「MUGA ストイック PC4」に続く第5世代モデルとなっている。
MUGA ストイックPCシリーズは、世代を重ねるごとに仕様がアップしており、MUGA ストイック PC5は、CPUに4コア4スレッドのIntel Core N100(開発コード名:Alder Lake-N)を搭載する。メモリも8GB(LPDDR5)、ストレージも256GBのSATA SSDとなり、これまでの「パワーユーザーならいろいろと割り切って使えるPC」から、「エントリーモデルとしてPC初心者でも使えるPC」になった印象だ。
なお、OSも本モデルからこれまでのWindows 10 Homeに代わり、Windows 11 Home搭載となっている。
本モデルの詳細レビューは既に本誌で掲載されているのだが、今回は実際のところ、どの程度使えるのかを確認してみたいと思う。
先の記事は、UL Procyonのベンチマーク結果を掲載していたが、PCMark 10でもベンチマークを行ってみた。
PCMark 10のトータルスコアは「2254」だった。日常的なPC作業のEssentialは「4811」、オフィス作業のProductivityは「3035」、写真や動画などのデジタルコンテンツ編集のDigital Content Creationは「2132」となった。
ULによると、各項目の推奨スコアは下記の通りとなっている。
これを考えると、ブラウザ中心の軽めの作業やWeb会議程度なら問題なくこなせるものの、表計算などのオフィスアプリは少し荷が重そうだ。
試しにAdobeの動画編集アプリ「Premiere Pro」で約7秒の動画(2560×1440ピクセル/30fps)を書き出してみたところ、17秒ほどで終了した。2倍以上の時間がかかってしまうが、短い動画であれば意外と使えなくはないという印象だった。
Lightroomも動作1つ1つにもたつきは感じるものの、画像の編集/書き出しは問題なく行えた。積極的に利用しようとは思わないが、いざというときには十分に使えるだろう。
続いて、実際にいくつかのゲームタイトルをプレイしてみよう。
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