さて今回紹介した2つの製品は、どちらもパナソニックのスイッチプレート「コスモシリーズワイド21」の基本スイッチに対応するとされている。これは近年建てられた戸建てやマンションなどには多く採用されているモデルであり、スイッチの面積が小さい旧来のスイッチプレートに、これらの製品が対応するかは明言されていない。
旧来のスイッチプレートで使えるのかどうか、両製品をざっと検証してみた。まずSwitchMountは取り付け自体は可能だが、ボットの位置が固定されているため、スイッチを押すことができない。改造して位置を強引に変更すれば使えなくはないかもしれないが、そこまでして本製品を選ぶメリットはない。
もう一方のSmartBASEについては、スイッチプレートにはめ込むことは可能だが、貼付面からスイッチまで距離があり、ボットを取り付けるならばそこに貼り付ければよいので、本製品を使う意味があまりく、その方がはるかに安定する。
以上のように、基本的に使えるのはコスモシリーズワイド21だけで、それ以外のスイッチプレートについては直接貼り付けた方がよいというのが結論なのだが、Amazonなどで検索をすると、今回紹介した2製品以外に、類似のコンセプトで作られた同等品もあるようだ。
どの製品もかなりニッチゆえ、現状ではユーザーも少ないとみられ、スイッチプレートの対応情報も少ない。このあたりはまだまだこれからな部分だが、今後こういった製品の存在が知られて利用者が増え、ユーザーからの情報がフィードバックされることで、対応機種の情報が充実していくことを期待したい。
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