Lenovoは2月26日(中央ヨーロッパ時間)、透明なディスプレイを搭載したノートPCのコンセプトモデルを公開した。ディスプレイのフチがないシースルー体験を提供するという。
スペインのバルセロナで開催している世界最大のモバイル関連展示会「MWC Barcelona 2024」(2月26〜29日)にあわせて披露した、同社のノートPC「ThinkBook」シリーズのコンセプトモデル。画面サイズは17.3型で、光源にはマイクロLEDを採用する。画面の輝度は1000ニトを確保しており、屋外でも視認性に優れるとしている。
主にAR(拡張現実)コンテンツのクリエイティブ用途を想定している。ゴーグル型のデバイスなどを装着することなく、現実の風景にデジタル情報を重ねて表示するようなコンテンツの制作や、クリエイティブ作業の効率的なコラボレーションを実現するという。キーボード部分も透明になっており、ペンタブレットのような使い方もできる。
あくまで概念実証を目的としたもので、製品化の予定はない。生成AIと透明ディスプレイを組み合わせた新たな用途の開発も想定しているとみられる。
レノボ「Legion Go」を低消費電力モードでテストしたら、思ったよりも強かった【レビュー前編】
「IdeaPad S10e」から15年――レノボ・ジャパンのコンシューマーPCの歩みを振り返る
レノボ、ファンレス設計で防塵性と耐振動性を持つ超小型PC「Lenovo Chromebox Micro」を発表
レノボ、ペン入力にも対応した10.95型Androidタブレット
「ソフトバンクのレノボ製Chromebook(旧モデル)」を9800円で買ってみた メリットとデメリットを探るCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.