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日本HP、“量子コンピューティングによる攻撃”も見据えたセキュリティ強化の法人向けPCをアピール(2/2 ページ)

» 2024年03月28日 17時16分 公開
[山口恵祐ITmedia]
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新たに発表された法人向けノートPC いずれも“AI PC”に

 同日に発表された法人向けノートPCの新製品は「EliteBook 1040 G11」「EliteBook 800 G11」「EliteBook 635 Aero G11」の3シリーズ計6機種だ。

 特に注目したいのは、日本市場からの強い要望にあったという「軽量」を重視した13.3型ノートPCのEliteBook 635 Aero G11だ。世界に先駆けて日本市場に投入する。

photo 「EliteBook 635 Aero G11」

 本体の素材はオールメタル、重さは約1kg(予定値)という軽量モデルとなっている。プロセッサにはNPUを搭載したAMD Ryzen 5 8640UまたはRyzen 7 8840Uを採用しており、サイズは297.3(幅)×211.2(奥行き)×15.1(高さ)mmだ。価格は27万4780円(税込み、以下同)から。4月26日に発売する。

 フラグシップとなる14型ノートPCのEliteBook 1040 G11はCore Ultraプロセッサの搭載により、前モデル「EliteBook 1040 G10」に比べてグラフィックス性能は最大80%、AI関連処理の消費電力は最大38%低減、AIを使ったビデオ編集は最大132%高速化、さらにAIを使った設定管理機能「HP Smart Sense」によって、ファンの騒音が最大40%低減するとしている。バッテリー駆動時間は最大21時間に上るという。

 ボディー設計も前モデルからフルリニューアルした。主要部品の70%以上にリサイクル素材が使われており、例えばキーボードにはリサイクルされた漁網が使われているという。

photo 「EliteBook 1040 G11」

個人向け「Envy」シリーズ

 個人向けのプレミアムノートPC「HP Spectre」シリーズに続き、「Envy」シリーズにもIntel Core Ultraプロセッサの搭載を拡大する。製品名と価格、発売日は次の通りだ。

  • 「HP Envy x360 14(インテル)」(19万8000円から、3月27日)
  • 「HP Envy x360 14(AMD)」(17万6000円から、3月27日)
  • 「HP Envy x360 16」(20万9000円から、4月中旬以降)
photo 「HP Envy x360 14(インテル)」
photo 「HP Envy x360 14(インテル)」の背面

 それぞれ画面サイズはアスペクト比が16:10の14型と16型で、オプションとして2.8K(2880×1800ピクセル)のOLEDモデルも用意するという。本体の素材には高強度アルミニウムを採用しており、個人向けノートPCとして初めて「Copilotキー」を搭載する。バッテリー駆動時間は約15時間で、IntelモデルにはThunderbolt 4ポートを搭載する。

photo 「Copilotキー」の位置

モバイルワークステーション「Z Book」シリーズ

 プロフェッショナル向けのモバイルワークステーション「Z Book」シリーズにも、Intel Core Ultra搭載モデルを投入する。製品名と価格、発売日は次の通りだ。

  • 「Z Book Power 16 inch G11」(40万4800円から、6月下旬)
  • 「Z Book Studio 16 inch G11」(59万7300円から、8月上旬)
  • 「Z Book Firefly 14 inch G11」(20万6800円から、5月中旬)
  • 「Z Book Firefly 16 inch G11」(20万9000円から、5月中旬)
  • 「Z Book Fury 16 inch G11」(59万7300円から、6月上旬)
photo 「Z Book Power 16 inch G11」
photo 「Z Book Firefly 14 inch G11」
photo 「Z Book Firefly 16 inch G11」
photo 「Z Book Fury 16 inch G11」
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