日本HPから登場した「HP Spectre Foldable 17」は、17型の折りたたみ可能な有機ELディスプレイを搭載したフォルダブルPCだ。Bluetooth接続のデタッチャブルキーボードが付属しており、これとの組み合わせでタブレット、デスクトップPC、ノートPCの1台3役、5種類のスタイルで運用できる優れものだ。実機を入手したので、使い勝手などをチェックしていこう。
HP Spectre Foldable 17の最大の魅力は、言うまでもなく画面を折り曲げてスタイルを変えられることだ。自宅で使う時は大画面のデスクトップPCとして、外出先ではコンパクトなノートPCとして──場所や使い方によってスタイルを自由に変化させられる。
HPは、HP Spectre Foldable 17の運用モードを5つ想定し、定義している。まず、17型の画面をもつ本体をそのまま単体で使うスタイルが「タブレットモード」だ。タッチやペンでの操作に対応しており、単体の大画面タブレットとして活用できる。
画面の裏側にキックスタンドも搭載しており、自立させられる。自立させた状態で付属のワイヤレスキーボードと組み合わせたスタイルが「デスクトップPCモード」となる。
そして画面を折りたたみ、画面の上にキーボードを載せれば、12.5型のクラムシェル型ノートPCのようにも使える(これを「通常ノートブックPCモード」と呼んでいる)。
このスタイルをベースに、17型の画面を縦に使う「2画面モード」、14型縦画面相当の「1.5画面モード」も用意されている。いずれのモードでも、画面の表示はキーボードを検知して自動的に切り替わる。
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