「HP Spectre Foldable 17」は閉じればノートPC、開けば17型のタブレット! 1台3役、5つのスタイルで運用できるフォルダブルPCを試す(1/4 ページ)

» 2024年01月18日 14時00分 公開
[マルオマサトITmedia]

 日本HPから登場した「HP Spectre Foldable 17」は、17型の折りたたみ可能な有機ELディスプレイを搭載したフォルダブルPCだ。Bluetooth接続のデタッチャブルキーボードが付属しており、これとの組み合わせでタブレット、デスクトップPC、ノートPCの1台3役、5種類のスタイルで運用できる優れものだ。実機を入手したので、使い勝手などをチェックしていこう。

photo HP Spectre Foldable 17は、折りたたみ可能な17型の画面を搭載したフォルダブルPCだ。折りたたみとキーボードの組み合わせにより5種類のスタイルへ変化し、1台でタブレット、デスクトップPC、ノートPCの3役をこなす
photo HP Spectre Foldable 17のパッケージ。本体と付属品がスマートに収められている

1台3役、モードチェンジで5種のスタイルで運用できる

 HP Spectre Foldable 17の最大の魅力は、言うまでもなく画面を折り曲げてスタイルを変えられることだ。自宅で使う時は大画面のデスクトップPCとして、外出先ではコンパクトなノートPCとして──場所や使い方によってスタイルを自由に変化させられる。

 HPは、HP Spectre Foldable 17の運用モードを5つ想定し、定義している。まず、17型の画面をもつ本体をそのまま単体で使うスタイルが「タブレットモード」だ。タッチやペンでの操作に対応しており、単体の大画面タブレットとして活用できる。

 画面の裏側にキックスタンドも搭載しており、自立させられる。自立させた状態で付属のワイヤレスキーボードと組み合わせたスタイルが「デスクトップPCモード」となる。

 そして画面を折りたたみ、画面の上にキーボードを載せれば、12.5型のクラムシェル型ノートPCのようにも使える(これを「通常ノートブックPCモード」と呼んでいる)。

 このスタイルをベースに、17型の画面を縦に使う「2画面モード」、14型縦画面相当の「1.5画面モード」も用意されている。いずれのモードでも、画面の表示はキーボードを検知して自動的に切り替わる。

photo 画面を展開し、単体で大画面のタブレットとして使う「タブレットPCモード」
photo 画面を自立させてデタッチャブルキーボードと組み合わせた「デスクトップPCモード」。スタンドの角度は65度で固定だ
photo クラムシェル型ノートPCスタイルの「通常ノートブックモード」。外出先などで広いスペースがない場所でもコンパクトに使用できる
photo 画面を縦長の向きで折って立たせ、キーボードをその手前に置いて使うスタイルが「2画面モード」となる。2画面という名前だが、実際にOSから2画面として認識されているわけではなく、1920×2560ピクセルの1画面だ
photo 縦位置で全画面の3/4(14型相当)を利用する「1.5画面モード」と呼ばれるスタイル。12.5型ノートPCスタイルより広い画面が使えて、2画面モードより省スペース、そしてパームレストに適度に傾斜がつく効果もあり、実用性は侮れない
photo ヒンジ部の様子。開閉は非常にスムーズにできる。強度的な不安も感じない
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