続いてベンチマークテストの結果を掲載する。特に言及がない限り、17型となる全画面利用のデスクトップPCモードで測定し、HP Command Centerユーティリティーの動作モードは「パフォーマンス」に、Windows 11の電源モードは「最適なパフォーマンス」に設定している。
テスト結果はグラフで掲載した通り、いずれのテストでも旧世代のビジネスPCを大きくリードするスコアが出ている。ビジネスや学習はもちろん、比較的軽い処理であれば写真編集やビデオ編集などもこなせるパフォーマンスを持っていることが分かる。バッテリーはノートPC型スタイルで計測したが、実測で12時間40分と十分な駆動時間だ。
動作音も静粛だ。パフォーマンスモードであっても十分に静粛といえるが、「静」モードならば、ほぼ無音に近い状態で利用できる。発熱についても、キーボードが本体と別パーツのため、キーボード入力時に不快な発熱を感じる心配はない。あえて本体に触れてみても少し暖かくなる程度だった。
PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア。このテストはHP Command Centerの動作モードは「最適」、Windows 11電源設定「トップクラスの電力効率」、画面輝度50%で測定した日本HPの直販サイトにおける販売価格は79万8600円(税込)だ。非常に高価だが、先進技術がふんだんに使われている内容や為替相場などの社会的背景を考慮すると理解できる価格だ。
多くの人が購入できるような製品ではないが、17型の大画面PCとしてもコンパクトなノートPCとしても使えるフォルダブルPCにしかない付加価値は絶大な魅力があり、即戦力として活用できる完成度も兼ね備える。金銭的に余裕がある方であれば、検討する価値はあるだろう。
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