HPは、オーストラリアのシドニーで開催されている複合イベント「SXSW Sydney」に合わせてPCなど新製品を発表している。その中で、新型PC「HP Spectre Foldable 17」と「HP ENVY Move」が同社の日本法人である日本HPを通して日本で発売されることが明らかとなった。
この記事では、両モデルの日本における発売の概要をお伝えする。
HP Spectre Foldable 17は、9月に「HP Spectre Foldable PC」としてグローバル発表されたフォルダブルPC(画面折り曲げ可能なPC)だ。17型のフォルダブル有機ELディスプレイを折り曲げて使うことで、「デスクトップ」「ノートブック(クラムシェル)」「タブレット」の3モードで使えることから「3in1 PC」と名乗っている。日本では12月中旬の発売を予定しており、想定販売価格は79万8600円から(税込み、以下同)だ。
CPUはCore i7-1250U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)、メモリは16GB(LPDDR5規格)、ストレージは1TBのSSDで、タブレットPCとして考えると比較的ハイエンドなスペックを備える。OSはWindows 11 Proをプリインストールし、直販サイト(HP Directplus )での購入時はMicrosoft Home and Bunsiness 2021のライセンスを付帯することも可能だ。
付属のBluetoothキーボードとスタイラスペンは、クラムシェルモードにした本体にマグネットでくっ付けることで充電できる。なお、Bluetoothキーボードは日本向けモデルも米国英語(US)配列になるという。
Webカメラは約500万画素で、顔認証にも対応している。外部ポートはThunderbolt 4(USB4)端子×2を備える。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)による電源入力と、DisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。
公称のバッテリー駆動時間は、ノートブックモードが最長12時間30分、デスクトップモードが最長11時間30分となっている。
HP ENVY Moveは、10月に「HP ENVY Move All-in-One」としてグローバル発表された液晶ディスプレイ一体型(AIO)デスクトップPCで、独特のデザインのハンドル(取っ手)と内蔵バッテリーによって家庭内での持ち運び利用がしやすくなっていることが特徴だ。日本では11月中旬の発売を予定しており、想定販売価格は22万からとなる。
CPUはCore i5-1335U(Pコア2基4スレッド+Eコア8基8スレッド)で、メモリは16GB(LPDDR5規格)、ストレージは1TBのSSDを備える。OSはWindows 11 Homeをプリインストールし、直販サイトでの購入時はMicrosoft Home and Bunsiness 2021のライセンスを付帯することも可能だ。
キーボードはBluetooth接続の無線式で、タッチパッドも備えている。日本向けモデルは、キー配列が日本語配列に改められる。
Webカメラは約500万画素で、顔認証にも対応している。外部ポートは、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子とHDMI入力端子を備える。
公称のバッテリー駆動時間は最長4時間となる。
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