NES風ミニPCにレトロなゲームパッド「8BitDo Controller」をつなげて遊んでみた(2/3 ページ)

» 2024年04月09日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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8BitDo Controllerでマウスカーソルを操作

 いったん接続されれば、8BitDo Controllerを使ってAM02に対してマウスと同じ操作を行えるようになる。これは、AYANEO独自のユーティリティーソフト「AYA Space」のおかげだ。起動時にバックグラウンドで立ち上げておき、常駐させればゲームだけでなくWindows上でマウス操作が可能になる。

 具体的には、左のジョイスティックでマウスカーソルの移動を、Aボタンで左クリック、Xボタンで右クリック、右のジョイスティックでスクロールといった具合だ。

Windows上で8BitDo Controllerを使って操作しているところ。横スクロールが楽なので、通常のマウスと併用してもいいかもしれない

いざ! PCゲームをプレイ

 今回、AM02と8BitDo Controllerを使ってプレイしたのは、Steamプラットフォームの「Stray」(ストレイ)だ。プレーヤーは仲間とはぐれた猫を操作して、ロボットたちが生活するサイバーパンクな街で住人たちと会話しながら、境界の外側の敵を無力化する方法を探っていく。リアルな猫の動きが評判になったゲームで、PlayStation 5版も発売中だ。

 AM02上のStrayは、8BitDo Controllerの動きにしっかり追随し、移動や視点移動、ロボットたちとの会話や謎言語で書かれた掲出物の「翻訳」、甘えたり爪とぎをしたり寝たりするというような、猫らしい動きを出すといった操作も問題なく行えた。

住人に甘えている 住人に甘えるなど猫らしい動きはYボタンを使う。当たり前だが、問題なく動作した

 少し高いところから降りる、“転ぶ専用”ロボットの足に体当りして転ばせるなど、軽い衝撃を猫が感じそうな場面では、8BitDo Controllerが振動するハプティクスフィードバックがあり、ゲームの世界に没入しやすいと感じた。

ハプティクスフィードバックの例 正面から歩いてきた住人の脚に体当りして転ばすことができる。このとき、8BitDo Controllerが軽く振動する

 難があるところをあえて書き出すと、コントローラーが軽すぎることと握りづらいことが挙げられる。8BitDo Controllerは非常に軽量で、実測値で111gしかない。また、スリムボディ−でグリップもないため、手に汗握るようなゲームでは、心もとないと感じてしまう人がいるかもしれない。

8BitDo Controllerの重量 8BitDo Controllerは111gと軽い
グリップがない コンパクトに仕上げるためか、背面は平らでグリップにあたる部分がない

 ただ、軽量コンパクトなので、どこへでも携帯できる気軽さがある。バッグの中にポンと入れておいて、仕事の息抜きにゲームを楽しむ、といったこともできそうだ。

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