アイロボットが4万円切りの「水拭き対応ロボット掃除機」を投入 “一家に1台”を目指す売り方にも改革を実施(2/2 ページ)

» 2024年04月17日 18時50分 公開
[井上翔ITmedia]
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2024年は「ロボット掃除機のキャズム超え」に挑む

 アイロボットジャパンは、iRobotの日本法人として2017年に発足した。それ以来、同社は累計で600万台のロボット掃除機(※2)を出荷してきた。iRobotグループ全体(グローバル)の出荷台数は5000万台なので、世界中のRoombaのうち12%は日本にある計算だ。

(※1)床拭き専用の「Braava(ブラーバ)シリーズ」を含む

 2020年の国勢調査によると、日本の世帯数は約5583万世帯だという。そう考えると、単純計算で日本の全世帯の約10%にRoombaがある状況でもある。

ルンバの台数 世界中のRoomba/Braavaの12%は日本向けに出荷され、日本における累計出荷台数は600万台を突破した。単純計算すると日本の全世帯の10%にRoombaかBraavaがあることになる
右肩上がり 2017年にアイロボットジャパン(日本法人)を設立して以来、RoombaとBraavaの販売台数は右肩上がりだ

 日本では、長期間使うことを前提とする「耐久消費財」は世帯普及率が10%を超えると一気に普及が進むとされる。単純計算でRoombaが全世帯の10%あるということは、競合企業の製品も含めるて考えればロボット掃除機(ロボット水拭き機)は一定の広がりを見せているのは間違いない。

 アイロボットとしては、現状の日本はロボット掃除機の“キャズム超え”を迎えようとしている段階だと考えているそうだ。マジョリティ層にロボット掃除機を普及させるためには何が必要か――そう考えた結果、低価格で過不足ない機能を備えたエントリー機と、トレンドでもある水拭き機能付きモデルの拡充を行うことにしたのだという。

 価格が手頃な割に高機能な中国メーカーのロボット掃除機が“幅”を利かせ始めている中で、ロボット掃除機の老舗であるアイロボットはどこまで対抗できるのか。4万円を切る水拭き対応モデルは、ある意味で同社の命運を握っている。

耐久消費財 日本では普及率が10%を超えた耐久消費財は一気に導入が進むとされている
一気に普及させるチャンス! 2024年は、ロボット掃除機を一気に普及させるチャンスの年――アイロボットではそう考えているという
ラインアップ 今回の新製品投入で、ロボット掃除機のラインアップのほとんどが水拭き対応となった
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