まるで“化粧品”な見た目だけじゃない! エレコムのガジェット新ブランド「ILMF」を使って分かったこと(3/5 ページ)

» 2024年05月28日 13時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

きっと取り違えられないであろうUSB充電器

 最近のノートPCは、USB Power Delivery(PD)による充電に対応していても、専用端子のACアダプターが付属しているケースが大半だ。しかもほとんどの場合、重くてサイズが大きめで持ち運びにかさばる。そのため、純正ACアダプターは家(またはオフィス)に置きっぱなしにしておき、外出時にはUSB PD対応の充電器を持ち歩いている人も多いだろう。

 この「ILMF AC charger 65W」は、持ち運びに便利なコンパクトサイズのUSB PD対応充電器だ。USB Type-C端子を2基装備し、合計で最大出力65Wの出力をサポートする。こちらの価格は5980円だ。

USB Type-Cを2基搭載 落ち着いた色合いのUSB PD対応充電器が「ILMF AC charger 65W」だ
2口端子 USB Type-C端子を2基搭載。単体ではどちらも最大65Wで出力できるが、同時に使う場合は上が最大20W、下が最大45Wの出力となる
コンパクト 本体そのもののコンパクトさに加え、折りたたみ式プラグを採用したことで、持ち運びやすくなっている

 どちらの端子も単体で65W出力をできるが、2基同時利用では片方が20W、他方が45Wとなり、ノートPCとスマホあるいはタブレットを同時に充電する。

 興味深いのは、パッケージに目立つように「for PC」と印刷されていることだ。65Wという規格は製品名を見てようやく把握できる。

65Wではなくfor PC 性能を表す部分に「65W」ではなく「for PC」と表記。パッと見でも分かりやすい

 同社の担当者に聞くと、ワット数が20Wだとか45Wだとか100Wだとかいう規格を気にするのは一部の詳しい人のみで、一般的には「じゃあこれは、ノートPCに使えるの? それともスマホ用?」というところが気になるとのことだ。デザイン性の高さだけでなく、分かりやすさも目指した製品らしい心配りといえよう。

 ILMF AC charger 65Wを使うメリットは他にもある。仕事や勉強などが許可されているカフェには、だいたいAC電源が設置されている。コストの問題だと思うが、1席ごとに1口が目の前にあるというより、2席の中央付近に2口のACコンセントを設置している店舗が多い印象だ。

 店内を観察していると、白い充電器が多いのだが、これだけデザインが似通っていると取り違えられてしまうのではないかと心配になってしまう。

 しかし、ILMF AC charger 65Wなら、ゴールド風カラーをアクセントとして配しているおかげで、一見で自分のものかそうでないかを判別しやすい。“自分らしい”アイテムは安心感にもつながるのだ。

間違えない ゴールド風カラーの配色(WHITEの場合)により、取り違えて持って行かれる可能性を抑えている

 同じラインの「ILMF USB Type-C CABLE」(2180円)と一緒に使えば、統一感が出る。また、見ているだけでテンションが上がり、仕事効率も同時に上がりそうな気がする。

「ILMF USB Type-C CABLE」 同ブランドで同じカラバリの「ILMF USB Type-C CABLE」。最大60WのUSB PDに対応しUSB 2.0規格で毎秒480MBのデータ転送が可能だ
Photo 端子の片側がL字型になっているので、カフェなどの狭いテーブルの上でも使いやすい。ケーブルは約2mの長さがあるため、新幹線で通路側の席に座っていても電源を確保できる

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