PCケースを手掛ける台湾Lian Li Industrial(リアンリー)は、PC関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」(6月4〜7日、台湾・台北市)で、新たな4製品を披露している。
「Lacool 207」はATXケースでありながら、なるべくmicroATXサイズに近づけたというコンパクトな製品だ。前面に140mmファンを2つ(付属)、底面には120mmファンが2つ、天面には120mmファンを3つ搭載できる。シンプルな構造だが、想定価格は80ドルで安い。8月に発売する。
Lacool 217はウォールナット材を部分的に使った製品だ。前面に2つの170mmファンが付属しており、ホコリを落とすためにファンを逆回転させるクリーニングボタンを搭載しているのがユニークだ。前面にはメッシュカバーも取り付けられている。底面には120mmファンを3つ搭載できる。背面コネクターのマザーボードにも対応する。価格は120米ドルで夏に出荷予定だという。
O11 Vision Compactは3面が透明なガラスパネルで覆われている既存モデル「O11 Vision」の改良バージョン(小さくなったわけではない)で、背面コネクターのマザーボードに対応した。搭載できるグラフィックスカードのクリアランスが約430(長さ)×174(高さ)mmから、約408(長さ)×167(高さ)mmに小さくなるなど、わずかに変化しているが、主な仕様はほぼ一緒のようだ。
「STRIMER PLUS V3」「UNI FAN SLV3」は、ライティングのワイヤレス制御システムだ。ファンやマザーボード、グラフィックスカードのコネクターケーブルを対応製品にすることで、各パーツのライティングを一括制御できる。夏から秋にかけて3個パックを100米ドル以下で発売するという。
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