ASUS JAPANの「ZenScreen MB166CR」は、15.6型のモバイルディスプレイだ。USB Type-C接続に特化した設計で、付属スタンドで横置き/縦置きいずれにも対応できるのが特徴だ。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。画面サイズは15.6型で、解像度は1920×1080ピクセル、パネルはノングレア(非光沢)のIPS液晶を採用している。視野角は水平/垂直ともに178度、輝度は250ニト、コントラスト比は800:1、応答速度はGTG時で5ms、リフレッシュレートは60Hzだ。タッチ操作には対応しない。
ボディーは背面がほぼ完全にフラットで、厚さは約11.8mmと極端に薄い訳ではないが、背面に段差のある昨今のモバイルディスプレイと異なり、ノートPCと重ねての持ち運びでも扱いやすく、バッグやスリーブへの出し入れも容易だ。
接続方法はUSB Type-CのみでHDMIは非搭載となり、スピーカーやイヤフォンジャックも内蔵しないなど、インタフェース系はかなりの割り切りが見られる。画面下部にOSDメニュー操作ボタンと電源ボタンが配置されているのも、昨今のモバイルディスプレイにはあまりない特徴だ。
本製品の特徴の1つとなっているのが、スティック状のキックスタンドだ。手回しネジで取り付ける仕様だが、横向きはもちろん縦向きにも対応する。
モバイルディスプレイに標準で付属するスタンドは横置き専用で、縦置きには非対応という場合がほとんどなので、外出先でも縦置きで使いたいと考えているユーザーには、本製品のこの仕様は刺さるだろう。
さらに、このスタンドを回転させるとフックで吊るしたり、スタンドを取り外して代わりに三脚を取り付けたりと、設置方法は多彩だ。
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