そんな本製品の強みは、縦横どちらの設置にも対応しやすいことだ。スタンドはフレキシブルに伸縮および回転させられる上、スリーブケースにもそのまま入れられるため、輸送時に毎回取り外すなどの手間もかからない。用途に応じて縦横の置き方を頻繁に変える人には適した仕様といえる。
加えて、スタンドに設けられているネジ穴を使っての設置にも対応する。ネジ穴は本体に直接開いているわけではないので、同じくネジ穴を備えた他社製品のように、ねじ込み過ぎて本体を破損しかねないか心配しなくても済む。
OSDメニューは電源オン/オフを兼ねる決定キーとUP/DOWNキー、2つのボタンで操作する。戻るキーがなく、画面内の「戻る」にフォーカスを合わせて決定キーを押すことで上の階層に移動する特殊なメニューだが、UIとしてのつじつまは合っているため使いづらいわけではない。慣れるまでやや違和感があるというだけだ。
メインメニューを表示せずにUPキーを押すと音量調整が、DOWNキーを押すと輝度調整が行える。これらは、メインメニューのNaviキーで割り当てを書き換えられるなどカスタマイズ性も高い。
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