Ryzen AI 9 HX 370の採用はダテではない! エレガントで洗練された「ZenBook S 16 UM5606WA」を試して分かったこと(4/6 ページ)

» 2024年08月01日 11時00分 公開
[マルオマサトITmedia]

テンキーレスのキーボードを採用し多機能タッチパッドを搭載

 大柄なボディーだが、キーボードはテンキーレスでゆったりと配置されている。アイソレーションタイプで実測のキーピッチは幅が約19mm、縦が約18mmとなる。キーストロークのスペックは不明だが、触った感覚では1.5mmくらいはありそうだ。スイッチも反発が強すぎず、タッチ感は良好である。カーソルキーはやや小さめだが、独立して配置されているので操作のしにくさは特に感じない。Copilotキーも装備する。

 キーボードの手前には、独自のスマートジェスチャー機能を備えたタッチパッドを装備する。150(幅)×100(奥行き)mmと非常に大きな面積を確保しており、端部を使って輝度調整や音量調整、早送り/巻き戻し操作が行えるようになっている。便利ではあるが、キーボードでも操作できる輝度や音量をあえてパッドの端を使った曖昧な方法で操作したいかと考えると、実用性は疑問だ。とはいえ、Windows標準のジェスチャー機能含めて操作感はとても良い。

ASUS JAPAN Ryzen AI 300 シリーズ Copilot+ PC Ready Ceraluminum セラルミナム 16型 Copilotキーを備えたテンキーレスキーボードを装備する
ASUS JAPAN Ryzen AI 300 シリーズ Copilot+ PC Ready Ceraluminum セラルミナム 16型 白色LEDのキーボードバックライトを内蔵している。明るさは3段階に調整可能で、最大にするとかなり明るい
ASUS JAPAN Ryzen AI 300 シリーズ Copilot+ PC Ready Ceraluminum セラルミナム 16型 キーボードの手前には独自のスマートジェスチャー機能を備えたタッチパッドを装備する。非常に大きな面積を確保しており、端部を使って輝度調整や音量調整、早送り/巻き戻し操作ができるようになっている
ASUS JAPAN Ryzen AI 300 シリーズ Copilot+ PC Ready Ceraluminum セラルミナム 16型 スマートジェスチャーや、キーボードのファンクションキー設定もMyASUSにまとめられている

最新のWi-Fi 7に対応しUSB4端子を2基装備

 通信機能はWi-Fi 7対応の無線LANとBluetooth 5.4を標準で装備する。

 USB端子は、USB Type-C(USB4 Gen 3x2)が2基、USB Standard-A(USB 3.2 Gen 2)を備えている。USB Type-Cは2基ともUSB PDによるPCへの給電と画面出力(DisplayPort Alternate Mode)にも対応する。また、HDMI出力、ヘッドセットの各端子、フルサイズのSDメモリーカードスロットも備えており、使いやすい内容といえるだろう。

 Webカメラは約207万画素で、顔認証用のIRカメラも統合している。なお、Windows Studio Effectsによるカメラ効果は、評価時点では利用できなかった。

ASUS JAPAN Ryzen AI 300 シリーズ Copilot+ PC Ready Ceraluminum セラルミナム 16型 2基のUSB Type-C端子はUSB4対応で、USB PDによるPCの充電、画面出力(DisplayPort Alt Mode)に対応する。奥側にHDMI出力、手前側はヘッドセット(ヘッドフォン/マイク兼用)端子がある
ASUS JAPAN Ryzen AI 300 シリーズ Copilot+ PC Ready Ceraluminum セラルミナム 16型 右側面にはUSB Standard-A(USB 3.2 Gen 1)を装備する。SDメモリーカードスロット(SDXC対応)は速度規格の記載がないが、手持ちのUHS-IIカードは本来の性能で使うことができた
ASUS JAPAN Ryzen AI 300 シリーズ Copilot+ PC Ready Ceraluminum セラルミナム 16型 液晶ディスプレイの上部に約207万画素のWebカメラと顔認証用のIRカメラを搭載している

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