静音性も優秀な部類だ。フルスピードモードやパフォーマンスモードの高負荷時は少し動作音は大きくなるものの、外部GPU搭載のゲーミングノートPCほどにはならない。スタンダードモードやウィスパーモードなら文句なしに静音であり、パフォーマンスも思ったほど落ちない。
ボディーの発熱も左パームレストに少し暖かさを感じるかなという程度でうまく抑えられている印象だ。季節柄、テスト時の室温は高め(28度前後)なことやフォームファクターを考えればかなり健闘しているといえるだろう。
本機の想定市場価格は31万9800円となっている。Ryzen AI 9 HX 370をいちはやく採用しつつ、超薄型のフォームファクターに収めるという攻めた姿勢の製品だが、パフォーマンス、排熱、静音性、使い勝手まで配慮が行き届いており、完成度は非常に高い印象だ。
Copilot+ PC ReadyのAI機能、新開発のマテリアルを採用した洗練された外観も大きな魅力がある付加価値だ。価格に見合う価値は十分あるだろう。
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