Roborock、5way全自動ドックを備えた多機能仕様のロボット掃除機「Roborock S8 MaxV Ultra」など3製品を投入

» 2024年08月01日 14時20分 公開
[ITmedia]

 SB C&Sは8月1日、中国Beijing Roborock Technology(Roborock)製の多機能ロボット掃除機「Roborock S8 MaxV Ultra」「Roborock S8 Max Ultra」「Roborock Q8 Max+」を発表した。いずれも8月下旬から順次販売を開始する予定で、一部モデルは予約販売も実施する。

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Roborock S8 MaxV Ultra Roborock S8 MaxV Ultra
Roborock S8 Max Ultra Roborock S8 Max Ultra
Roborock Q8 Max+ Roborock Q8 Max+
登壇者 8月1日に行われた発表会の登壇者。左からSB C&Sの森健太郎氏(コンシューマー事業本部 商品第二本部 MD第2統括部長)、同社の藤原勝専務(コンシューマー事業本部長)、タレントの若槻千夏さん、Roborock S8 MaxV Ultra、タレントの土田晃之さん、Beijing Roborock Technologyのダン・チャム氏(APAC地域担当マーケティング責任者)

Roborock S8 MaxV Ultraの概要

 Roborock S8 MaxV Ultraは、Roborockのロボット掃除機の新たなフラグシップモデルだ。ヤマダデンキの店舗(一部を除く)とWeb通販(ヤマダウェブコム)において8月1日から販売予約を受け付けており、8月23日に発売される。想定販売価格は30万7780円だ。

Roborock S8 MaxV Ultra Roborock S8 MaxV Ultraの実機

 本製品には「5way全自動ドック」が付属している。このドッグは温水モップ洗浄、モップ乾燥(3段階:最大60度まで加温可)、掃除機本体への水供給、掃除機本体のゴミ収集(最大60日程度)、洗剤の自動投入を行えるもので、ロボット掃除機の運用の省力化に貢献する。

 また、同社製ロボット掃除機としては最強の最大1万Paの吸引力を実現し、新開発の「伸びるサイドブラシ」と「壁キワ用モップ」によって、部屋の四隅をよりしっかりと掃除できるようになったという。

説明 掃除機本体への洗剤供給にも対応する「5way全自動ドック」が付属する
自動洗剤 従来モデルのドッグにはなかった、洗剤の自動投入機能が追加された。タンクの容量は580mlで、おおむね3カ月に1回補充すればいいという(写真はS8 Max Ultraのものだが、本機でも機構は同様)
吸引強い Roborockとしては最強の最大1万Paの吸引力を確保。デュアルメインブラシにも改良を施し、カーペットにおける毛の除去率を高めている
裏面 本体裏面の様子。サイドブラシは伸縮可能で、新搭載された「壁キワモップ」と併せて壁際の掃除能力を高めている

 掃除本体には3Dストラクチャードライト/カメラを備えており、RGBカメラと合わせて映像を分析することで、障害物を自動回避するようになっている。LEDライトで照らすことで暗い場所でも掃除可能だ。

 RGBカメラを使ったペットの見守りにも対応しており、本機の場合は新機能として「ペットに配慮した掃除」「ペットスナップ機能(ペットを検出すると自動撮影する機能)」「ペットの居場所探索」にも対応する。

 加えて、本体に「ハロー、ロッキー」と声をかけると、掃除に関する操作の一部を指示できる「インテリジェント音声アシスタント」や、掃除モードを自動で検討する「スマートプラン」も追加されている。

ペット ペットのいる家庭にうれしい機能を複数追加している
新機能 Wi-Fi接続のない環境でも掃除操作の一部を音声指示できる機能や、掃除モードを自動で検討する機能も追加されている

Roborock S8 Max Ultraの概要

 Roborock S8 Max Ultraは、Roborock S8 MaxV Ultraから一部機能を省くことで価格を抑えたモデルだ。SB C&Sが運営するWeb通販サイト「Roborock Japanダイレクト」で8月下旬以降に販売される予定で、想定販売価格は28万5780円となる。

実機 Roborock S8 Max Ultraの実機。上位機種となるRoborock S8 MaxV Ultraの色違いに見えるが、掃除機本体において一部機能が省略されている

 S8 MaxV Ultraとの機能的差分は以下の通りで、全て掃除機本体に関するものだ(5way全自動ドックは同機能)。

  • 最大吸引力の抑制(1万Pa→8000Pa)
  • 物体検知能力の抑制(73種類→42種類)
  • スマートプラン(汚れ自動検知)の非対応化
  • 見守り/双方向通話機能の省略
  • インテリジェント音声アシスタントの非対応化
裏面 裏面の様子は、上位機種のS8 MaxV Ultraと変わらないように見えるが、最大吸引力が少し低下している(ただし、Roborock製ロボット掃除機としては強め)

 吸引能力はRoborock S8 Max Ultraが8000Pa(パスカル)、Roborock S8 MaxV Ultraが1万Paを実現。室内の形状を把握できるレーザーセンサーを内蔵、障害物などを回避しながら効率的に掃除を行える。

 Roborock S8 MaxV Ultraは部屋の様子をリアルタイムで確認できるカメラを搭載。リモート操作で本体を動かしてペットなどの様子を確認したり、内蔵マイクを用いて双方向通話を行うことも可能だ。

Roborock Q8 Max+の概要

 Roborock Q8 Max+は、ミドルクラスのドッグ付きロボット掃除機だ。Roborock Japanダイレクトで8月下旬以降に販売される予定で、想定販売価格は14万2780円となる。

Roborock Q8 Max+ Roborock Q8 Max+の実機

 本機に付属するドッグはゴミ収集に特化したものとなる。本体の吸引力は最大5500Paで、メインブラシは2基構成となっている。カメラによる障害物検知を利用可能だ。

ドッグ ドッグはゴミ収集に特化したものとなる
裏面 事実上の先代「Roborock Q7 Max+」と比べると、裏面のメインブラシがシングル構成からデュアル構成に変更されたことが大きな変更点となる

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