「ThinkVision M14t Gen 2」は高解像度化してタッチ操作対応を果たした14型モバイルディスプレイだ！　試して分かった進化ポイント：モバイルディスプレイの道（2/4 ページ）

» 2024年08月23日 12時00分公開

[山口真弘，ITmedia]

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機能を考えると軽量なボディー

　重量は公称で約700g、実測で675gとタッチ対応の14型でスタンド込みであることを考えるとかなり軽量だ。ちなみにタッチ非対応のM14dは実測591gなので、それよりは80gほど重いことになる。スピーカーやイヤフォンジャックなど、音声出力系の機能は非搭載だ。

　付属品はUSB Type-Cケーブルに加えて、USB Type-Cポートを90度を変えて配線するためのL字型アダプター、専用スタイラスペン、専用スリーブケース、および本製品のスタンドを本体背面にたたんだ状態で固定するためのコの字のパーツが左右2個付属する。

レノボ・ジャパン 14型モバイルディスプレイモニター ThinkVision M14t Gen 2 2240×1400ピクセル

重量は実測で675gだった。14型でスタンドと一体型、かつタッチ機構を内蔵していることを考えると軽量だ

専用スリーブケースの他、USB Type-Cケーブル、L字型変換アダプター、本体をたたんだ状態で固定できるコの字のパーツ×2、さらに専用スタイラスペンが付属する

スリーブケースは厚みがあり、保護性能は高そうだ。内側は赤のThinkPadカラーになっている

接続方法はUSB Type-Cのみ　パススルー充電にも対応

　では実際に使ってみよう。USB Type-Cポートは左右に1つずつ配置されているが、機能的には違いはないので、PCとの接続はどちらを使ってもよい。本体ではなくスタンドに配置されていることから、ノートPCと並べた場合でも干渉しないのはプラス要因だ。

　また付属のL字型アダプターを使用すれば、狭い場所でケーブルを無理に折り曲げることなく向きを変えられる。こうした配慮はありがたい。

　一方でスタンドの構造上、縦置きでの利用には基本的に対応しない。製品ページには特に説明がないが、本製品の背面にはオプションのアームに取り付けるためのネジ穴が設けられており、もし縦置きで使いたい場合は、こちらを利用するとよいだろう。

USB Type-Cポートは左右両側にある。どちらを使っても問題ない

付属のL字型コネクターを使えば、ケーブルが伸びる向きを変えることが可能だ

レノボThinkPad X1 Carbon（2019）と並べたところ。同じ14型だが本製品はアスペクト比が16：10なので、16：9のThinkPadと比べてわずかに背が高い

画面は明るく、斜め方向から見ても暗くなることはない

USB Type-Cポートはディスプレイ本体にではなくスタンドに搭載されているので、ノートPCと並べても干渉しない

奥行きを取らないため、ノートPCと背中合わせにしてのプレゼン利用などにも向く

　なお本製品は、このUSB Type-Cポート×2を用いてのパワーパススルーに対応している。試しに最大67W出力のUSB PD充電器を本製品に接続したところ、ノートPCは45Wの充電器が接続されていると認識された。ノートPCのUSB Type-Cポートの搭載数が限られていても、1ポートあれば本製品に映像を出力しつつ給電も受けられるので便利だ。