本機のCPUは、AMDのRyzen 7 8840Uを採用する。AMDのモバイル向け(TDP 15〜30W)のCPUとしては最新世代で、アーキテクチャはZen 4、TSMCの4nmプロセスで製造されている。
CPUコアは8コア16スレッド、最大クロックが5.1GHzというスペックで、GPUコアとしてRadeon 780M、最大16TOPSのNPUも統合している。
メモリは16GB(LPDDR5)をオンボードで実装し、ストレージはPCI Express対応SSDを512GB搭載する。
13.3型の液晶ディスプレイは、1920×1200ピクセル(アスペクト比16:10)の解像度に対応する。最大輝度は400ニトと高めで、色域もsRGB比100%というスペックが公表されている。視野角も広く、視認性は良好だ。映り込みの少ない非光沢(ノングレア)仕様だが、実際には半光沢に近い印象で、明るさや角度によっては若干の映り込みを感じたが、光沢仕様ほどではない。
インタフェースも実用十分な内容だ。USB Type-C(USB 3.2 Gen 2)端子とUSB Standard-A(USB 3.2 Gen 1)を2基ずつ装備し、HDMI出力とヘッドセット端子(ヘッドフォン/マイク兼用)という内容だ。USB Type-C端子は、2基とも画面出力(DisplayPort Alternate Mode)とUSB PDに対応する。
約500万画素のWebカメラを液晶ディスプレイ上部に内蔵し、物理的にレンズを隠すプライバシーシャッター付きだ。顔認証用のIRカメラも統合している。
底面にあるステレオスピーカーはディスクリートアンプを搭載することで、しっかりした音圧があって音質も及第点以上といえる。
なお、無線LANはWi-Fi 6E(MediaTek RZ616)で、Bluetooth 5.3に対応する。OSはWindows 11 Pro(23H2)だ。
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