AYANEO POCKET MICROは、960×640ピクセル解像度の3.5型IPS液晶ディスプレイ(330PPI)を搭載したAndroidポータブルゲーム機だ。
最近のスマートフォンの多くが16:9や16:10の横長ディスプレイを搭載しているのに対し、AYANEO POCKET MICROはアスペクト比が3:2と正方形に近い。天空の山田拓郎社長は「今となっては懐かしい、ゲームをするには楽しいサイズ感だ」と説明する。
SoCにはミドルレンジのMediaTek Helio G99を採用している。大型のアクティブファンを搭載して冷却性能にもこだわっているため、同程度のスペックのスマートフォンよりもパフォーマンスが安定しているという。
本体のデザインを見れば分かる通り、任天堂のポータブルゲーム機「ゲームボーイミクロ」をオマージュしたレトロな外観が魅力的だ。全面には「AYANEO Pocket S」でもデザインの特徴となっていた、いわゆる“ツライチ”のオールガラスフルスクリーンデザインを採用し、“圧倒的な質感”を実現したという。
十字キーやトリガーボタン、ABXYボタンなどの配置もゲームボーイミクロをオマージュしている。山田社長によれば、AYANEOのアーサー・チャンCEOは次のように説明しているという。
「AYANEO POCKET MICROのデザインで最もこだわったところは『スタートボタン』の形状だ。ゲームボーイミクロのスタートボタンと同じ形になるように、ミリ単位で調整した」(チャンCEO)
OSはAndroid 13を採用しており、Google Playからアプリやゲームのダウンロードが可能だ。SIMスロットは搭載しておらず、ワイヤレス機能はWi-Fi 5とBluetooth 5.2に対応している。一般的なスマホと同様に6軸ジャイロセンサーを搭載している他、独自機能として、音に合わせて振動する「SoundTap Magic」や、独自のキーマッピング機能などを利用できる。バッテリー容量は2600mAhとなっている。
本体サイズは約156(幅)×63(奥行き)×18(高さ)mmで、重量は約233gだ。
カラーはマジックブラック、レトログレー、限定色のソウルレッドを用意する。メモリーとストレージの組み合わせは、マジックブラックが6GB/128GB、レトログレーとソウルレッドが8GB/256GBで、通常価格はマジックブラックが3万9800円、レトログレーとソウルレッドが4万4800円だ。
なお、ハイビーム公式オンラインストアでの予約限定価格は、それぞれ3万5820円と4万320円となっており、同日に開始したクラウドファンディングサイトCAMPFIREでは、各カラーとも限定5台の超早割価格となる3万1840円(マジックブラック)と3万5840円(レトログレーとソウルレッド)から購入できる。
ハイビーム公式オンラインストアで予約購入した場合、11月初旬から中旬にかけて発送される。山田社長は、「ゲームのルーティン作業をどこでもしたい人だけでなく、(逆に)没頭しづらいサイズ感なので、子供に渡す端末としても使いやすいのではないか」と語っていた。
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